第3回 Linuxシェル「このコマンドはエラー?」

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2015/11/30

NECマネジメントパートナーのLinux研修ネタ帳

自己紹介
吉政創成株式会社 吉政 忠志
主な経歴
吉政創成株式会社の代表取締役 兼 一般社団法人PHP技術者認定機構の理事長 兼 BOSS-CON JAPANの理事長 兼 Rails技術者認定試験運営委員会の委員長。国産ITベンチャー企業の支援に一念…

第3回 Linuxシェル「このコマンドはエラー?」

こんにちは。私が運営しているBOSS-CON JAPANというビジネスOSSの団体の会員であるNECマネジメントパートナーの堀様から表記のコラムを寄稿頂きましたので、ご紹介します。


1

Linuxのシェルのお話 「このコマンドはエラーになる?ならない?」

Linuxの操作中によく使う記号の1つに「*」があります。
前回のgrepコマンドのお話では、正規表現で使用する代表的な記号の1つとして「*」をご紹介しました。
今回は正規表現で用いる「*」ではなく、シェルが解釈する「*」を取り扱います。「*」を使用することで、長いファイル名を省略したり、複数のファイル名を一括で指定することができたりします。では、簡単にご紹介しましょう(ご存知の方は、問題まで読み飛ばしてください)。

シェルの役割

いきなりですが、皆さんが入力しているコマンドは、どのように実行されるかご存知ですか?

ユーザが入力したコマンドラインは、まずシェルが解釈します。というよりもシェルに対して皆さんはコマンドを入力しています。Linuxシステムを使用するためにシステムにログインし、端末を立ち上げると、そこでは通常シェルが起動します。起動されたシェルはプロンプトを表示し、コマンドの入力を待ち受けます。そのプロンプトに対して、皆さんはコマンドを入力しているのです。ちょうどレストランのウエイターやウエイトレスさんのように、注文を取りに来てくれているのがシェルなのです。

では、そのシェルはどのような役割を果たしているのでしょうか?

シェルの大きな役割の一つがコマンドラインの解釈です。コマンドラインの解釈といっても分かりづらいので例をあげましょう。レストランでは、ウエイターさんに対して「ブレンドを1つ」とか「生中1杯」のように正式な商品名でなくとも注文が可能です。これは、ウエイターさんが「ブレンド」を「ブレンドコーヒー」、「生中」を「生ビール 中ジョッキ」と解釈してくれるからです。

それと同様のことがコマンド入力でも可能です。シェルにとって「*」は空文字を含む任意の文字列に一致する特殊パターン文字です。
例えば「ls  -l  abc*」というコマンドは、「abcで始まるファイルに対して、ls  -lを実行したいんだけど」とシェルに伝えているのです。
するとシェルはabcで始まるファイルを探します。abcd.txtとabcxyzという2つのファイルを見つけたとすると、シェルは「abcで始まるファイルは、abcd.txtとabcxyzがあるから ls  -l  abcd.txt  abcxyzを実行すれば良いのか」と判断します。その後、シェルは、lsコマンドをPATH環境変数に指定されたディレクトリから探し出し、引数として「-l」、「abcd.txt」、「abcxyz」を渡し、実行を依頼します。そのようなことをしてくれるのがシェルなのです。


2

問題:このコマンドはエラーになる?ならない?

それでは、ここで問題です。

■問題1. 以下のコマンドを実行した際、コマンドはエラーになるでしょうか?

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