イヤホン不要! 人混みでも「自分にしか」聞こえないスピーカー

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掲載日 2016/03/31

イヤホン不要! 人混みでも「自分にしか」聞こえないスピーカー?

フランスのAkoustic Artsが、1人にしか聴こえないスピーカーを開発した。レーザーが光のビームをつくるのと同じ方法で「音のビーム」をつくり、イヤホンがなくても1人だけで音楽を楽しめるという。

***

 『A』スピーカーは、同じ部屋に複数の人がいても、1人しかその音を聴くことができないスピーカーだ。つまりイヤホンをしなくても、スピーカーから出ている音は自分にしか聴こえない。

 『A』スピーカーは一般的なスピーカーのように、コイルに音声信号を流し、コイルにつながっている振動版を振動して音にするのではなく、超音波(高周波の音波)を生成し、これを音へと転換する。

 音声信号を超音波へと転換することで一次ビームを生成し、この一次ビームがラウドスピーカーで放射され、空気中を伝わり、自己復調して、耳で聴くことができる音声信号(二次ビーム)へと再編成されるという仕組みだ。
赤ちゃんには聞かせずに母親にだけ聞かせることも可能だ
 『A』スピーカーの音はレーザー光線で照らすように、限定された範囲にスポット的にしか届かない、つまり1人にしか音が届かないため、その範囲の外にいる人にはまったく聴こえないという。

 クラウドファンディングのIndiegogoで資金を募っているが、締め切りまで24日を残した3月22日時点で、目標額の3万ドルをはるかに上回る13万ドル強の資金を集めている。

 『A』スピーカーはオリジナル(20cm×20cm×2.2cm)、ジュニア(9cm×9cm×2.2cm)の2種類で、壁などに設置できるほか、3.5ミリジャックでPCやテレビ、スマートフォンやタブレットなどに接続可能だ。

 イメージしにくいせいか、「実際に聴いてみないと信じられない」という声もいくつかあった。またアメリカのLRADが開発、配備している「音響兵器」と同じではないかという意見も。同社の音響兵器は有効範囲にある対象に向けて強力な音波を照射し、攻撃の意欲をなくさせるなど、制圧目的で米軍などが使用している。

 一方で、インディゴーゴーで既に注文したというコメントも多かった。ただしオリジナルで510ドル(早期注文スペシャル価格)、ジュニアでも290ドル(同スペシャル価格)に、「ちょっと高すぎる」と感じる人も少なくないようだ。
  • 「聞きながらはしゃいでる奴が邪魔なのには変わりないけどね」(不明)
  • 「アメリカのLRADが既に同じような技術を持ってると思うけど?」(アメリカ)
  • 「聴く人を1人に限定せずに、複数の限られた人々が聴けるようにはできないのかな? 家でパーティーをする時にいいと思うけど」(アメリカ)
  • 「この金額を払うなら、50ドルのワイヤレスヘッドホンで十分な気がする」(アフガニスタン)
  • 「すごく面白いと思う。手元に届くのが本当に楽しみ」(香港)
  • 「部屋に入った時、音は聞こえないのにほかの人が音楽を聴いてるのを実際に目撃したら、信じることができるなぁ。コンセプトは面白い」(アメリカ)
  • 「クールだと思う。でも本当にそんなことが可能なの?」(アメリカ)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:岡 真由美)
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