なぜ?あの公共TV局が視聴者をカメラで監視…その目的とは

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掲載日 2016/02/25

なぜ?あの公共TV局が視聴者をカメラで監視…その目的とは

英BBCが顔の表情をとらえる技術により、視聴者がテレビ番組について本当はどう思っているかをチェックするプログラムを2015年より実験的にスタート。今後は対象ユーザを更に拡大していくと発表した。

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 口には出さずとも、人の感情というのは自然と顔に出るもの。英BBCはそうした事実を踏まえ、カメラとスマートセンサーで視聴者の表情の変化をリアルタイムで追跡し、番組への反応を調査する実験を開始した。
表情の変化から感情の動きが追跡できる新技術
 フェイススキャニング技術を提供しているのはロンドンを拠点とするクラウドエモーション社。BBCは同社と協力し、2015年はまず5,100人以上の視聴者に、BBCのWebサイト上で展開されていた各社の宣伝を見てもらうという実験を行った。

 実験の目的は、広告主が非常に分かりやすいコンテンツを提供する場合、視聴者がどう反応するかを知ることだった。表情の変化は「悲しい」「困惑」「幸せ」「怖い」「否定」「驚き」の6つの感情に分類された。

 実験の結果、分かりやすいコンテンツの場合、その広告主(ブランド)に対する好感度が77%にものぼることが分かった。また「無意識に」好感を持った人も14%にのぼった(表情から好感を持ったと判断)。

 BBCは今後更に対象ユーザを広げ、番組は広告への反応を細かく分析していきたいとしているが、企業が技術を使って人々を盗み見するような行為はどうかという批判が、各方面から上がっているという。また、BBCは公共放送なだけに、「ライセンスフィーをこんな技術に使うべきではない」という意見が、読者からも多く寄せられた。

 視聴者に関する個人情報が流出するわけではないが、表情から考えていることが勝手に分析されるというのは、あまり気分がよくないと思う人も少なくなさそうだ。
  • 「今度は我々がソファに座っている間も監視したいってわけだ。遠慮するよ。カメラを見つけたらテープを貼ることにする」(アイルランド)
  • 「まずいな。これからはテレビの前ではエッチなことは想像できないね」(イギリス)
  • 「ビッグブラザーが見てるってことだね」(イギリス)
  • 「気持ち悪すぎる」(イギリス)
  • 「視聴者がどう思っているかを知る権利なんかないはず。もうこれからは一切BBCを見るのはやめることにする」(イギリス)
  • 「最低。ライセンスフィーをとっておきながら、そのお金で我々の生活を覗き見する技術を買ってるのかい? 我々のお金は質の高い番組制作のために使われるべきだろう」(イギリス)
  • 「BBCのサイトには15個もクッキーがあるってさ。間違いなく見られてるね」(オーストラリア)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:岡 真由美)
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