おぇー!香港では内視鏡検査で“オタマジャクシ”を飲むワケ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加

掲載日 2015/10/01

おぇー!香港では内視鏡検査で“オタマジャクシ”を飲むワケ

つらい胃カメラ検査ともこれでおさらばか? 香港の研究チームが開発したオタマジャクシ型内視鏡は、薬のように飲み込むと、リモートコントロールで体内を泳ぎ、患部の動画を無線送信してくれるという。

***

「胃カメラ」を検索窓に入力すると、検索候補に「痛い」が出てくる。それほどまでに多くの人々が胃カメラでつらい経験をしているということだ。長い管のついた胃カメラを飲み込めば身体は異物を吐き出そうと咽頭反射を起こすのだから、これは已むを得ないことだ。

 あの「おえっ」とくるつらさから我々を解放してくれるかもしれないデバイスを、香港の研究チームが開発してくれた。その名も名づけて「オタマジャクシ型内視鏡」。大きなカプセル程度の大きさで、口から飲み込むとリモートコントロールで動かすことができる。そして胃や消化管の中を泳ぎ回り、気になる部分を撮影してくれるのだ。
この内視鏡のプロトタイプが胃の模型の中を泳ぐようすを撮影した動画
 デバイスの構造については記事内にイラストがあるが、尾びれの部分を動かして推進するようになっている。そして3Dプリンターで作られるというカプセル部分には制御用の電子回路や、動画撮影用のカメラが収められている。

 デバイスの駆動は、二つの永久磁石と磁気コイル、そして前述の尾びれによって行われる。二つの磁石は極が反対向きに並べられており、磁極の反発によってヒレがひらひらと動き、推進できるようになっているとのことだ。

 従来の内視鏡は長い管の先にレンズやカメラがついていたから、狭いところでの取り回しにどうしても難があったし、口から入れれば前述のような吐き気をもたらすことが多かった。更に、胃腸用や大腸用など、用途別の専用設計ともなっていて汎用性に乏しいという問題もあった。このオタマジャクシ型内視鏡はそうした問題を一挙に解決するものとして期待がもたれる。

 ちなみに気になる「使用後」の問題だが、やはり予想どおり、蠕動によってどんどん出口へと押されていくようだ。そうして役目を終えた後に再利用ができるならコストも大幅に下げられそうだが、さすがにそのあたりの記述はなかった。ただし、内視鏡の排出後も体内に残されたセンサー・パッドが患部のデータを送信し続けてくれるのだという。

 この内視鏡は既に人造の胃と、豚の胃でテストが完了している。プロトタイプの動画があるが、その動きはどこか映画『ミクロの決死圏』を彷彿とさせるものだ。ついに技術が映画に追いついたのかと感慨深いが、何よりありがたいのは、胃カメラのあのうえっとくる感じでおさらばできることだ。まったくもって製品化が待ち遠しい。
  • 「技術的には凄いけど、体内でぴくぴく動くことを考えると……微妙」(日本)
  • 「胃がん発見の新たな希望が……」(イギリス)
  • 「胃の中を泳ぐって……」(フィンランド)
  • 「将来的には右手に『しるし』がないと、ものを売買できなくなるんだろうか。恐ろしい」(イギリス)
  • 「リツイートに絶好のネタだわね」(米・州不明)
  • 「Gizmagで見たよ」(タイ)
  • 「技術の勝利だな」(米・テキサス州)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:待兼 音二郎)
おすすめ記事

バックナンバーをまとめて読むなら右のボタンから! 一覧へ


Myリストへ 印刷用ページへ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事に掲載している情報は、掲載日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。 また、「世界のRe:アクション」の記事は、インターネット上に配信されているニュース内容をもとに、キーマンズネットが編集して掲載しており、ニュース内容の正確性、真実性等を保証するものではありません。


30008034


IT・IT製品TOP > 情報共有システム・コミュニケーションツール > その他情報共有システム関連 > その他情報共有システム関連のIT特集 > 特集詳細

このページの先頭へ
噂のIT都市伝説

キーマンズネットとは

ページトップへ