サンタの“靴下”と尿で発電? 電気を生み出すステキな仕組み

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掲載日 2015/12/24

サンタの“靴下”と尿で発電?電気を生み出すステキな仕組み

 西イングランド大学の研究チームが、微生物燃料電池に尿を供給することで発電する仕組みを開発した。燃料電池は靴下に組み込まれ、中敷きを踵が押すポンプの原理で尿を循環させるのだという。

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 微生物燃料電池というものをご存知だろうか? ある種の微生物が有機物を分解する際に副産物として電気を発生させる性質を応用して充電できるようにした電池のことだ。

 これにより、畜産廃水を浄化しつつ有用なリンを回収し、しかも電力まで得られるという一石三鳥の実験に岐阜大学が成功したことが報じられたのは昨年の12月だが、この技術の新たな可能性が、イギリスから飛び込んできた。
Bristol Robotic Laboratoryの研究者が尿による発電の仕組みを語る動画
 西イングランド大学(UWE)のBristol BioEnergy Centreに所属する研究者たちがこのほど開発したのは、靴下とおしっこの組み合わせで発電をするというシステムだ。あまりに意外な組み合わせになぜ? と思わずにはいられないが、この組み合わせには冗談ではないはっきりとした理由がある。

 この発電は、微生物燃料電池に尿を供給することで行う。靴下の中に24個の燃料電池が組み込まれ、最大で648ccの尿を溜めることができる。その尿を循環させるために使われるのがポンプの原理だ。そのために研究者たちが着目したのが「歩く」という行為だった。人が歩けば靴に体重がかかる。その圧力を利用しようというのだ。そこで、靴の中敷きに複数のチューブを埋め込んで、踵が中敷きを押す力を利用することにした。そのために、靴下とおしっこという意外な組み合わせが生まれたわけだ。

 尿で発電という発想はこれが初めてではなく、同じ西イングライド大学による試みを、小欄でも過去に「尿が世界を救う? 世界初“尿発電”でエネルギー問題解決なるか」という記事で紹介したこともある。今回のニュースはその発展型で、より実現に近づいたかたちだ。まだ実験段階ではあるが、いずれ発電能力が増大すれば、尿でスマホを充電というのも現実の選択肢となってくる。この方式なら、着用者が歩くことで発電がされるわけで、健康志向との相性も良い。そして靴下というのも、クリスマスプレゼントの象徴だ。サンタクロースがプレゼントを入れる靴下に入っているのが「尿」というのがちょっとイメージ的にはよくないが、そうは言っても大まじめな研究の成果で、新たなエネルギー源としての可能性も大きい。

 日本人のコメントにあるように、尿ではなくて汗でもよいのかもしれないが、はっきりしているのは、汗と違って尿は供給量が安定していることだ。その点でも、尿のイメージ改善に期待したい?
  • 「おじいちゃんはもう充電のことを考えなくてもよくなるんだね」(米・東海岸)
  • 「なるほど、これで足もともぽかぽかというわけか。でも、深い水たまりを歩いて感電なんてことにも注意しないとね」(イギリス)
  • 「(自分の尿で充電するようになれば)スマホをいじくることでどれだけ時間を無駄にしているのかが自覚できていいね」(米・州不明)
  • 「靴下に小便をするだけでリチャージか、すげえなこれ」(米・北部のいずれかの州)
  • 「街角に小便が漏れそうなやつと、スマホのバッテリーが切れたやつがいたとして、これがあればお互いがハッピーになれるってわけだな」(不明)
  • 「そうそう。しかもゴム長靴を履いていれば外に漏らさずに注げるしね」(イギリス)
  • 「なぜ尿でソックスなのか。足が汗っかきの人なら汗でもいいのか」(日本)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:待兼 音二郎)
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