「あの人誰だっけ?」がなくなる“次世代メガネ”の仕組み

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掲載日 2015/11/19

「あの人誰だっけ?」がなくなる“次世代メガネ”の仕組み

英国のビジョン・テクノロジーズが開発した「GiveVision」は、一見普通の眼鏡だが、内蔵カメラが捉えた映像を音声で教えてくれる、盲目の人々の眼の代わりを務めるウェアラブルだ。

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「GiveVision」をかけると、内蔵カメラが対象物を捉え、その情報をスマートフォンの専用アプリに送り、アプリが分析、音声化して、眼鏡からつながったイヤホン経由で着用者に伝える。たとえば人物の顔を識別、向かい合っている相手の名前、職業などのプロフィール、面識があるかなどの情報を提供してくれる。これらの情報は、毎回誰かに会うたびに蓄積されていく。

 バス停や店などを登録しておけば、次にその近くへ行くとどのくらいまで接近しているかを教えてくれる。走ってくるバスの行き先を読み取ることも可能なので、間違ったバスに乗る事態を防げる。

 また指差した対象物の文字情報を読み上げることもできる。たとえば冷凍庫を空けて箱を指せば、それがアイスクリームであることを教えてくれる、といった具合だ。
GiveVisionのコンセプト動画
 ビジョン・テクノロジーズによれば、これらを可能にしているのが同社が開発した人工知能(AI)ソフトウェアで、グーグルグラスが搭載しているものと同様のコンセプトに基づくという。

 このウェアラブルはすでに1,000人のユーザーがテストしており、携帯電話とのセットで月額50ポンド(約9,300円)から70ポンド(約1万3,000円)で、来年より利用可能となる見通しだ。

 読者の評価は非常に高く、視力障害のある人々だけでなく、高齢者にも役立つという意見も多かった。実際高齢者の場合、視力に問題が出てくるケースも多いが、認知症でなくても物忘れが増えるため、顔を合わせた人の情報を蓄積したり、相手の顔を認識してくれたりするGiveVisionは、日常生活の円滑化に役立ちそうだ。

 ただし年金暮らしの高齢者の場合、この金額が負担できるのかを懸念する声も。全般的に、技術は評価するが、金額面でもう少しなんとかならないかという意見が多く見られた。
  • 「素晴らしいアイディアだ。それにかけていても目に障害があることがわからないね」(オーストラリア)
  • 「高齢者にも役立つと思うけど、この金額が毎月支払えるだろうか?」(イギリス)
  • 「本当にすごい。視力に関する技術としては画期的なものだ。次のステップは実際に見える義眼かな?」(イギリス)
  • 「感動的なアイディアだ。月50ポンドか……こうやって企業は障碍者を食い物にするんだな」(スロベニア)
  • 「すごいよ! 本当に役立つ発明が見られて、イギリス人であることを誇りに思うよ。これを必要とする人々に、何らかの補助金が支払われればいいと思う」(不明?)
  • 「いや〜こんな便利なものの発明にどうしてこんなに時間がかかったんだろう! 次はぜひ、視力に障害のある人々が支払える金額にしてほしいよ」(イギリス)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:岡 真由美)
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