“体温”で発電の新技術! 17年前、日本で既に発売されていた?

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掲載日 2015/11/05

“体温”で発電の新技術!17年前、日本で既に発売されていた?

ニューヨークの発明家が考案した「Lumen」は、熱電発電というしくみを利用して電池いらずのLEDライト。指を当てるだけで3V、15mAほどのパワーで発光する。現在Kicktarterで資金調達中だ。

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 夜中に物置小屋の鍵を開けたい時や、浜辺での天体観測中にバックの中身を確かめたい時、あるいは大部屋で雑魚寝した夜半にちょっとメモを取りたい時などに、LEDライトがあると便利だ。しかし使用頻度の高いものではないだけに、いざ使いたいという時に限って電池が切れているということにもなりがちだ。そんな時、携帯電話をライト代わりに使う手もあるが、電池切れを心配しなくてもよいLEDライトがあれば、それに越したことはないだろう。

 そんな、あったらいいなを実現する製品が登場した。ニューヨークに拠点を置く発明家Ross Zhuravskiyさんが開発した「Lumen」は、熱電発電という仕組みを利用して体温で発電するLEDライト。長さ40mmで重さ35gという百円ライターよりも小さいくらいのデバイスで、指紋の描かれた箇所に指を当ててつまみ持つことで発光する。気温27℃、体温36℃という条件で3V、15mAほどのパワーを発生するため、小さなLEDライトを灯すには充分だ。
開発者による紹介動画
 気温と体温の温度差がより大きければ発電量も増大し、余った電力はコンデンサに蓄えられて、5mmサイズのLEDを3000ミリカンデラの明るさで照らすことができるのだという。

 参考までに、機器の電源ランプのようなLEDは50ミリカンデラ、“超高輝度”を謳うLEDで15000ミリカンデラほどになるのだという。

 このアイデア商品、蓄電もできることで利用シーンも広まると思う。例えば夜のドライブで海辺の道ばたにクルマを停めてエンジンを切り、波音を聞きながら読書をする……というようなひそかな愉しみをお持ちの方はおられないだろうか? そんな時、ルームランプを点けるとバッテリの消耗が気になるが、こんな小さなLEDライトがあれば帽子のつばにクリップ留めして読書灯として使うことができるからだ。

 ちなみにイギリス人のコメントにあった、自動車の廃熱を熱電発電に利用するというアイデアも気になるところだ。温度差が大きすぎて同じ仕組みで発電するには技術的困難が大きいかもしれないが、自動車の熱エネルギーを利用しない手はないからだ。

 そして日本人のコメントにあった、体温発電の時計というのは、探してみると実在した。セイコーが世界初の熱発電ウオッチとして1998年に発売した「サーミック」や、シチズンの「エコドライブ・サーモ」だ。気になる方は、検索してみてはいかがだろうか?
  • 「天才的発想だね。スマートフォンにもこの技術が使えないものだろうか」(イギリス)
  • 「マトリックスの世界だな」(キリバス)
  • 「ふと思いついたんだけど、自動車の排気熱を利用して電気系統に給電するという風にはできないんだろうか?」(イギリス)
  • 「torchだって?……そりゃあイギリス人が懐中電灯のことをtorchと呼ぶのは知ってるけどさ、アメリカじゃ松明のことだから、なんだかな〜」(米・ミネソタ州)
  • 「イギリスのウェブサイトは自己責任でご利用ください」(米・バージニア州)
  • 「デザインちょいとイマイチな気もするけどすげぇ」(日本)
  • 「科学の力は偉大だな」(イギリス領バージン諸島)
  • 「昔セイコーが熱電素子を使った体温発電の腕時計を作ってたような記憶が」(日本)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:待兼 音二郎)
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