プロジェクト管理ツールの導入状況(2015年)

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導入率から使い勝手まで! IT担当者300人に聞きました

プロジェクト管理ツールの導入状況(2015年)

2015/12/15


 キーマンズネットでは、2015年10月15〜27日にかけて、「プロジェクト管理ツールの導入状況」に関するアンケートを実施した(有効回答数:371件)。回答者の構成比は、情報システム部門が43.0%、一般部門が57.0%だった。
 今回、お聞きしたのは「プロジェクトの失敗要因」や「導入しない理由」「重視ポイント」「導入状況」「満足度」「導入部署」など、プロジェクト管理ツールの導入状況を把握するための質問。その結果、プロジェクト管理ツール導入済み企業は全体で22.6%にとどまったものの、約1年前に実施した調査と比較すると、約5ポイント上昇したことが明らかとなった。
 なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。  

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1

大企業でのプロジェクト失敗経験者の2人に1人は“コミュニケーション”不足と回答

 はじめに、プロジェクトの失敗経験がある人に、その要因を尋ねた(図1)。最も多かった回答には「関係者とのコミュニケーション不足」が挙げられ、全体で46.8%だった。この問題は、企業規模が大きくなればなるほど深刻となり、従業員数100名以下での32.8%に対し、1001名以上では51.1%となった。以下「リスクマネジメントへの関心度の低さ」(37.3%)、「成功の定義が不明確」(35.4%)、「プロジェクトマネジャーの経験不足」(34.6%)と続いた。
 作業の効率化と品質の向上のためにはメンバー間の情報共有は必要不可欠だと分かっていながらも、関係者とのコミュニケーション不足によってプロジェクトが失敗に陥ってしまったようだ。多くのプロジェクト管理ツールでは、メンバー間のコミュニケーションやデータの共有をサポートする機能が採用されている。これらを活用することで、プロジェクトの成功率が上がることを期待したい。

図1 プロジェクト管理ツールの導入で感じる課題(複数回答)

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2

未だに「Excelで十分」との声も…ツールを導入しない理由が明らかに

 次に、プロジェクト管理ツールを導入しない理由を聞いてみた。すると「対象となるプロジェクトがない」が39.8%、「予算がない」が30.5%、「機能を活用しきれるか不安」が28.0%、「利用イメージが湧かない」が27.1%、「運用/導入コストが高い」が20.3%と続いた。
 注目すべきデータとして、「予算がない」「運用/導入コストが高い」、更に「表計算ソフトで十分」(16.9%)が挙げられる。つまり、予算も少なく効果が分からないため、専用ツールを導入することが難しく、普段から使用している表計算ソフトを代用しているのではないだろうか。実際にフリーコメントで挙げられた具体的な声を拾い集めてみると、「表計算ソフトでのプロジェクト管理の方が、フレキシブルに対応可能で、不便に感じることはない」といった意見が寄せられた。
 表計算ソフトは、極めて柔軟性の高いツールであり、ガントチャートや課題管理表の作成にも対応ができる。一方、プロジェクト管理ツールの場合は導入してもツールを使いこなせる人が増えず、利用・浸透率が上がらない状況が考えられる。表計算ソフトが必ずしもベストな選択肢ではないものの、特に不満を抱えているわけではないから使い続けるという状態が「表計算ソフトで十分」という回答結果に反映されているのだろう。

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3

導入済み企業も導入予定の企業も“コスト”を重要視する傾向に

 では、プロジェクト管理ツールを導入する際に重視するポイントについて複数回答方式で質問した。その結果、「導入済み」では1位が「運用コスト」で56.9%、2位が「パッケージ導入コスト」で41.4%、3位が「操作性の良さ」で39.7%、4位が「カスタマイズなどの拡張性」と「機能の豊富さ」で32.8%と続き、その中でも「最も重視」とする項目は、「パッケージ導入コスト」という結果となった(図3-1)。
 それに対し、「導入予定」と答えた方では、1位が「運用コスト」で61.6%、2位が「パッケージ導入コスト」で48.5%、3位が「操作性の良さ」で41.4%、4位が「管理手法サポートの豊富さ」で30.3%、5位は「サポート体制の充実」で25.3%と続き、「最も重視」とする項目は「運用コスト」であった(図3-2)。

図3 プロジェクト管理ツールの選定で重視するポイント(導入済み・導入予定)

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