M2Mプラットフォームの国際標準「oneM2M」とは?

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加

流行りモノから新技術まで! 5分でわかる最新キーワード解説

M2Mプラットフォームの国際標準「oneM2M」とは?

2015/12/16


 今回の最新キーワードはIoTの話題に頻繁に登場して気になる標準規格「oneM2M」。企業や業種の壁を超えて発展しようとしている「モノのインターネット」の基盤となる「モノとモノとの通信」を前提にしたM2M(Machine to Machine)プラットフォームです。企業や業界団体、国の各レベルでほとんど共通の課題に挑戦していながらIoT共通基盤の姿はなかなか見えてきません。そんな中、oneM2Mは今年2月、いち早くグローバル標準として「リリース1」(初版)を発表しました。今後はこの仕様を実装する製品が登場することが期待でき、標準M2M基盤が目に見えるものになりそうです。今回はこの新規格のあらましを見てみましょう。  

oneM2M

※「oneM2M/M2Mプラットフォームの国際標準「oneM2M」とは?」の記事を一部ご紹介します。会員登録を行い、 ログインすると、「oneM2M/M2Mプラットフォームの国際標準「oneM2M」とは?」の記事全文がお読みいただけます。

会員登録はこちら(無料)



1

「oneM2M」って何?

 表1に示す各国/地域の標準化団体(7団体)が2012年に結成したM2Mに関するグローバル標準仕様策定プロジェクト。2015年2月に初の仕様「リリース1」を発行した。すでに「リリース2」に向けた議論が始まっており、「リリース3」以降のロードマップも大枠だけは想定されている。

表1 プロジェクト結成当初に参加した7団体
表1 プロジェクト結成当初に参加した7団体
※2015年にTSDSI(Telecommunications Standards Development Society, India)が追加加盟

 現在220を超える団体が同プロジェクトに参加しており、その中にはBroadband ForumやHome Gatewey Initiative(HGi)、Open Mobile Alliance(OMA)などの標準化団体、NEC、日立、NTT、KDDI、ドコモ、トヨタIT研究センターなどの国内企業、AT&Tやインテルなどのグローバル企業、さらにはアメリカ国立標準技術研究所(NIST)や大学などの研究機関といった、そうそうたる企業・組織がひしめいている。

1-1

「oneM2M」が目指すのは何?

 M2MやIoTという言葉はおなじみだが、実際何が違うのか疑問に感じる読者もおられることと思う。どちらもセンサーをはじめとする膨大な数のデバイスが発信する情報、例えば工場やプラントの各種計測器の情報なら、それを集約・分析して自動最適制御やメンテナンスの合理化を図ったり、車の走行情報や交通量情報なら交通管制に利用したり、温湿度や降水情報なら気象予測による農業生産性向上に役立てたりといった、これまでにない生産性向上や効率化、新ビジネス創出を実現するための仕組みだ。
 違いは「人」が介在するか否かと言ってよいだろう。人と機械や人と人とのインタフェースも対象とするのがIoTの枠組みなのに対し、M2Mは基本的には人が介在しない機械同士のコミュニケーションを対象にしている。IoTはM2Mなしには成立しない場合がほとんどと考えられるので、M2MはIoTの要素技術と考えるとよいだろう。これからのIoTによる「第4次産業革命」や社会インフラの革新を支える基礎技術といってもいい。

■グローバル標準は何のために必要なの?

 M2M技術は近年急に登場したわけではなく、工場内や企業内、広くても業種内といった閉じられた環境の中で、企業が個別にシステムを構築して利用してきた。M2Mサービス提供業者でも、やはりシステムは目的に沿って個別に構築されてきたため、システムごとに相応の開発コストと期間が必要とされた。共通技術はあってもシステムがサイロ化していて、相互間のデータ共有やビジネス視点からの統合利用が事実上できず、一方では開発作業が重複して、同様の機能が何度も作られるような無駄が生じていた。
 そこに共通のサービス機能(CSF:Common Service Function)を担うソフトウェア(ミドルウェア的なソフトウェア。言い換えればプラットフォーム)が適用できれば、M2Mシステム構築の低コスト化や工数圧縮が可能になるはずだ。また、異なる目的のM2Mシステムであってもサイロ化することなく、相互間でデータ共有や受け渡しが容易になり、業種・業界の垣根を超えた新サービスも考えやすくなるだろう。
 こう考える企業や標準化団体は多かったようだが、それぞれが勝手に都合の良い仕様を策定していくといくつもの標準が乱立する懸念があった。そこでヨーロッパの標準化機関ETSIが呼びかけ、上述の7団体が力を合わせて標準化プロジェクトを立ち上げることになった。そのプロジェクトの名称が「oneM2M」に決まったのが2012 年のこと。この年の7月から標準策定活動が始まり、およそ2年半で最初の仕様が発行される運びとなった。

…この記事の続きは、会員限定です。  会員登録はこちら(無料)

続きを読むには…
会員登録いただくと自動的にこの記事に戻り、続きが読めます。

会員登録(無料)・ログイン

キーマンズポイントで今応募できるプレゼントはこちら!(2017/12/31まで)

ITキャパチャージに解答いただくとポイントがたまります。
たまったポイント数に応じて、以下、A〜E賞の各賞品に応募することができます。

●B賞:抽選で1名様
 ふとん暖め乾燥機 FD-F06X2  
●A賞:抽選で1名様
 アイロボット ロボット掃除機 ルンバ875A 
●C賞:抽選で1名様
 ケルヒャー高圧洗浄機 K 2 クラシック プラス 
●D賞:抽選で1名様
 選べる宿泊ギフト(とっておきの宿)30500円コースで選べる魅力的な温泉宿 
●E賞:抽選で5名様
 Amazon 使える商品は1億種以上「Amazonギフト券 5000円分」 

このページの先頭へ
関連キーワード

oneM2M/M2Mプラットフォームの国際標準「oneM2M」とは?」関連の情報を、チョイスしてお届けします

※キーマンズネット内の「oneM2M」関連情報をランダムに表示しています。

oneM2M」関連の特集


2020年には13兆円を超える市場規模になると予測されているIoT。産業別ユースケースとテクノジーの…



機械同士のコミュニケーションを実現する「M2M」。従来のM2Mからスマートコミュニティを実現する新世…



国内市場は2019年に16兆円になるとも言われ、大注目のキーワードとなっているIoT。一方、ユーザ企…


「その他スマートデバイス関連」関連の特集


Apple Watch市場投入で活気づくウェアラブルデバイス。新たなデバイスのビジネス活用について、…



スマートフォンを業務に利用する機会が増えている昨今、「固定電話の代わりにスマホが使えないか?」と考え…



ディスプレイに映しだされる物体の触覚を指先に提供してくれる技術をご紹介。触覚を楽しみながらネットがで…


「その他スマートデバイス関連」関連のセミナー

最新事例から学ぶ IoT活用!<名古屋> 【主催:日本ユニシス/協賛:日本マイクロソフト】  

開催日 1月17日(水)   開催地 愛知県   参加費 無料

IoT活用によるビジネス革新が叫ばれている昨今。数多くの企業でIoTを活用した様々な取り組みが進んでいる一方で、どのように活用すればよいのか分からないとの声が挙…

最新事例から学ぶ IoT活用!<大阪> 【主催:日本ユニシス/協賛:日本マイクロソフト】  

開催日 1月22日(月)   開催地 大阪府   参加費 無料

IoT活用によるビジネス革新が叫ばれている昨今。数多くの企業でIoTを活用した様々な取り組みが進んでいる一方で、どのように活用すればよいのか分からないとの声が挙…

最新事例から学ぶ IoT活用!<東京> 【主催:日本ユニシス/協賛:日本マイクロソフト】  

開催日 1月29日(月)   開催地 東京都   参加費 無料

IoT活用によるビジネス革新が叫ばれている昨今。数多くの企業でIoTを活用した様々な取り組みが進んでいる一方で、どのように活用すればよいのか分からないとの声が挙…

「スマートデバイス」関連 製品レポート一覧

このページの先頭へ

oneM2M/ M2Mプラットフォームの国際標準「oneM2M」とは?」の記事を一部ご紹介しました。
会員登録を行い、ログインすると、「oneM2M/ M2Mプラットフォームの国際標準「oneM2M」とは?」の記事の続きがお読みいただけます。


Myリストへ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事に掲載している情報は、掲載日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。


ページ: 1 | 2 | 3


30007961


IT・IT製品TOP > スマートデバイス > その他スマートデバイス関連 > その他スマートデバイス関連のIT特集 > 特集詳細

このページの先頭へ

キーマンズネットとは

ページトップへ