パーソナル情報管理の新手法「分散PDS」(3)

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流行りモノから新技術まで! 5分でわかる最新キーワード解説

パーソナル情報管理の新手法「分散PDS」

2015/10/21


 今回の最新キーワードは、パーソナルデータの管理と利用を組織任せにせず、安全に自分自身で管理・利用できるようにする新しい情報管理手法「分散PDS(Decentralized Personal Data Store)」。事業者が顧客個別に商品などのレコメンドや的を絞った情報提供をしてくれるのは嬉しいですが、一元的に集約された情報は大規模漏洩リスクが避けられず、また個人が自分の情報を利用することが困難です。そこでパーソナルデータを集約せず、暗号化されて分散した状態で保管し、事業者側は個人が承諾した利用目的に限って利用でき、個人は自分自身での利用はもとより、他の人と安全に共有できるようにしようというのが分散PDS。これまでのパーソナルデータ管理システムのあり方に一石を投じるこの新しい仕組みはいったいどんなものなのでしょうか。

分散PDS

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どういうもの?

 分散PDSでは、個人が特定事業者に依存せず本人のデータを管理して他者と安全に共有することができる。本文中に紹介しているPLRだけでなく、個人端末間のP2P通信でパーソナルデータを共有する方式や、特別な情報保護を行うサーバーを介して情報共有を行う方式などもある。そのどれもが、ユーザーが自分自身のパーソナルデータを管理して流通を自分の判断で制御できることを目的にしている。集中管理であれ、分散管理であれ、ユーザー自身がデータ提供や利用の主導権を握ることを目指している。ビッグデータを利活用するには、集中管理型のPDS(メディエーター)を介在させ、個人とメディエーター間の情報のリクエストや提供を行うのに分散PDSを用いるのが合理的だ。両タイプのPDSを利用することによりパーソナルデータの流通が促され利用価値が高まる。

分散PDS 」との関連は?
 端末主導の分散PDSであり、パーソナルデータを本人が持つPLRアプリ搭載デバイスで管理にし、そのデバイスにもクラウドストレージにも暗号化してデータを保管する。

どういうもの?

 ベンダー(業者)関係性管理と訳す。CRM(Customer Relationship Management)は企業が顧客との関係性を維持・発展させる仕組みとしてよく知られているが、VRMはユーザー側が製品やサービスを提供するベンダーとの関係性を作り出すという、真逆の考え方だ。ITの世界では企業が特にソリューションベンダーとの間での生産的な協力関係を作り出すために有効な管理概念としてベンダーマネジメントが議論されることがあるが、それとよく似た概念だ。

分散PDS 」との関連は?
 分散PDSでは、ベンダーが発信している各種情報(製品情報、キャンペーン情報、イベント開催情報など)を個人ユーザーが管理するパーソナルデータと照らし合わせ、ユーザーが自分自身に最適なベンダー、製品、サービス、イベントなどを抽出して購買や参加申し込みなどをすることができる。このようにユーザー主導でベンダーとの関係性が作れるという意味でVRMが実現される。

どういうもの?

 「電子健康記録」「生涯医療記録」と呼ばれるもので、ヘルスケア関連のパーソナルデータを蓄積し、共有、活用できる仕組みのことを言う。これは従来からの大規模データベースに安全な形でパーソナルデータを蓄積・保管して活用しようという仕組みであり、集中PDSの一種である。政府では「医療情報連携基盤」として、医療情報が関係各機関で遅滞なく共有、連携できるようにする取り組みを行っている。

分散PDS 」との関連は?
 2014年現在でEHR利用者は対象地域人口の2%以下にとどまっている。単一の集中型サービス内で情報がクローズしてしまう方法では、ユーザーのメリットを生みにくいことが背景にあると思われる。分散PDSは情報を組織ではなく個人が管理する。本人が必要と思えば、本人の判断で利用したいサービス業者にパーソナルデータを開示することが可能だ。これはユーザー側にメリットを生みやすく、普及しやすいと考えられる。ただし分散PDSは集中PDSとしてのEHRを置き換えるようなものではなく、連携してユーザーに利益をもたらすものである。

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