『稼げる資格』編集長に聞きました!IT担当者に効く!資格活用法2015

 

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掲載日: 2015/01/23

『稼げる資格』編集長に聞きました!IT担当者に効く!資格活用法2015

プロフィール

乾 喜一郎

『稼げる資格』編集長。進学、就職、転職、Uターン、社会人学習など20年以上にわたってキャリアに関わる情報誌づくりに携わり、業界・ジャンルを問わず幅広い資格に精通。2006年より現職。GCDF-Japanキャリア・カウンセラー。

『稼げる資格』

発行:リクルートホールディングス、年2回刊
定価500円(税込)

資格を活用して現在稼いでらっしゃる約50名の方々のインタビューを中心に、未経験から目指せる600の資格について「稼げる度」「働き方」などの最新情報、資格取得から活用までをサポートする学校情報について、法律・IT・医療といった定番資格からムリなく稼げる技能系資格までを網羅。<あなただから稼げる資格>が、きっと見つかる一冊です。

2015年、気持ちも新たに始動している方が多い中、IT担当者の皆さんが気になる、将来のステップを見据えた資格に関する考え方を「稼げる資格」編集長に聞きました!
資格の難易度と取得者の「市場価値」は連動しない

ITを担当する方々にとって、情報処理技術者試験やマイクロソフト、シスコ、オラクルなどのベンダ系資格はなじみのあるものだと思います。IT系の資格は入門からエキスパートまで細かく段階が設定されていたり、ジャンルごとに設置されているものが多いため、未経験から学習と経験を織り交ぜながらステップアップをしていくためにはとても有効。業界内では「持ってて当たり前」と感じられるほど多くの方が取得されている理由のひとつでしょう。

その際陥りやすいのが、資格の難易度や注目度と、取得者の「市場価値」は必ずしも連動していないこと。というのも、資格の市場価値というのは、「市場」をどう捉えるかで大きく異なっているからです。
新しく注目されているジャンルでは取得者のレア度と市場価値が直結しているケースはあります。でも、例えばネットワーク関連の業界の中では所有者が多く、一定のレベル以上でなければ市場価値はない、そんなふうに思われる資格が、異なる「市場」、例えば通信建設の業界の中では貴重になってくる。Webマーケティングやセキュリティコントロールなど、複数の業界で活用できる資格も同様です。

ねらい目は、「顧客の業界の資格」「業務そのものに関わる資格」

IT系の担当者にとってねらい目なのは、1つには、顧客として成長しそうな業界の資格。顧客がなぜそのようなオーダーを行うのか、どのような業務プロセスでITを利活用しようとしているのか、そうした背景を理解する上で資格の学習は必要な知識を網羅しておりとても有効。顧客と共通言語を持っているアドバンテージも見逃せません。

もう1つは、プロジェクトの進行やスタッフのマネジメント、品質管理やお金といった、IT技術に直接関わらなくとも、業務を進めるうえで役立つスキルに関する資格。特に、スタッフのメンタルヘルスやモチベーションマネジメントといったスキルについては汎用性が高いのに、苦手にしている人も多い。資格の形になっているものは学習も進めやすいので、専門外だからと忌避する必要はありません。

誰もが市場価値を高められる資格というのはありませんが、自分の業界や企業がどのような課題を抱えているかを考えることで、市場価値の高い資格を見つけることができるのです。

資格選びには、自分ならではの「主観的」なメリットが大切

また、見逃されがちですが、資格にはもう1点、大きなメリットがあります。それは、自らの「メンタルヘルス」を強化してくれること。下のグラフは「自分が社会のために役立っているかという自己効用感」や「自分の仕事や人生についての満足度」といったメンタルヘルスに直結する項目について調べたものですが、「資格を実際に活用している人」は、「活用していない人」や「持っていない人」に対し、効用感・満足度ともに大きく上回っています。これまで『稼げる資格』で取り上げてきた数多くのインタビューによると、こうした「主観的な評価」は、「自己アピールが自然にできるためコミュニケーションのストレスが小さい」「自分の業務の全体像がわかる」「企業外のネットワークにより気分転換が容易」といった、その人ならではの要因が大きく寄与していました。自分のメンタルヘルスについては自分では気づきにくいだけに、資格というツールの活用はとても貴重な手段の1つです。

資格選びの際には、「客観的」なデータだけではなく、自分の取得後をイメージすることで、こうした「主観的」なメリットを合わせて考えることが大切です。


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