「あなたはアルツハイマーかと…」歯ブラシに早期発見される未来

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掲載日 2015/05/21

「あなたはアルツハイマーかと…」歯ブラシに早期発見される未来

イギリスのオクスフォード・ナノポア社が、同社が開発した超小型ナノ細孔検出器により、近い将来、歯ブラシで歯を磨いただけでDNAを診断でき、病気の早期発見が可能になると発表した。

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 英オクスフォード・ナノポアは、ナノポアシーケンサを開発、販売している企業だ。これはDNAがナノポアを通過するときのイオン電流の変化を検出することによって塩基配列を解読できるというもので、遺伝子に関する様々な情報を解析することが可能という。

 同社が有するMinIONシーケンサは大型のUSBメモリ程度のサイズのデバイスで、これをパソコンのUSBポートに差し込んでサンプルをロードすれば、DNAの配列決定が行えるという画期的なものだ。
DNA診断が身近になる日も遠くない
 このようにナノポアシーケンサ分野で先行する同社がこの度明らかにしたのが、DNAを検出するナノポアセンサのさらなる小型化である。オクスフォード・ナノポアによれば、検出器(センサ)上のナノポアの直径は1.5ナノメートル(人間の髪の毛の約8万分の1の太さ)であるため、近い将来検出器を歯ブラシに直接埋め込めば、歯を磨いただけで、唾液中のDNAに由来するガンやアルツハイマーなどの塩基配列が発見可能になるという。

 歯ブラシで遺伝子疾患の判断が可能になるという研究については、おおむね肯定的な意見が多かった。解析のコストがどの程度かかるかは現時点では不明だが、手軽さという長所は大きい。

 しかしその一方で、手軽さゆえのプライバシーの侵害という問題も、将来は浮上するかもしれない。例えば、保険会社が個人の疾患に関する情報を入手し、自社に有利になるよう契約を結ぶという可能性も否定できない。

 いずれにせよ、遺伝子情報解析は今後もさらに手軽かつ身近なものになっていくことは間違いないだろう。
  • 「病気を知るのが怖くて歯磨きしなくなる人が出てくるかも」(イギリス)
  • 「虫歯があるのが分かるだけでもいやなのに、ガンだなんていわれたら最悪だな」(イギリス)
  • 「めん棒で口内をこすってDNA鑑定するこれまでの方法のほうがずっと簡単じゃないの?」(イギリス)
  • 「病気が早期に分かるのはいいと思う。いつからTescoで買えるようになるのかな?」(イギリス)
  • 「自分に慢性疾患があるのかどうか、すごく知りたい」(アイルランド)
  • 「自分が病気であることすら気付かない、あるいは無視しようとしている人がたくさんいることを思えば、これは本当にすばらしいアイディアだと思う」(アメリカ)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:岡 真由美)
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