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製品の基礎から選び方までをサポート! IT導入完全ガイド

“DaaS”はVDIの新潮流となるか!?

2015/06/29

 PCにデータを保存することなく個人のデスクトップ環境を提供できるため、セキュリティを担保しながらIT担当者の管理負担を軽減するソリューションとして注目されているVDI。一方で導入時のイニシャルコストの高さが、企業にとっては大きな負担になるという課題もある。そんな中、昨今、月額料金で仮想デスクトップ環境を実現できる“DaaS”が市場を拡大してきている。
 そこで今回の特集では、デスクトップ仮想化を実現する1つのソリューションとしてのDaaSに焦点を当て、その概要と利用メリット、実際の活用シーンを紹介する。また後半ではサービス選定時の注意点を解説しているので、併せてご参照いただきたい。

VDI

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1DaaSの基礎解説

1-1VDIをサービスとして提供するDaaSとは?

 DaaS(Desktop as a Service)とは、エンドユーザの利用する仮想デスクトップ環境を、インターネットなどを経由してクラウドサービスとして提供するものだ。ユーザは、サービス事業者のクラウド上に移植されたデスクトップ環境を、PCやタブレット、スマートフォン、あるいはシンクライアントやゼロクライアントから月額料金で利用することができる。

図1 DaaSの利用イメージ
図1 DaaSの利用イメージ
資料提供:新日鉄住金ソリューションズ
図2 VDIとDaaS(クラウドホスト型)の構成比較
図2 VDIとDaaS(クラウドホスト型)の構成比較
【従来のVDI】
•設備投資コストモデル
•柔軟なデスクトップへのアクセス方法
•顧客の要件に応じて拡張可能
•豊富な管理機能

【クラウドホスト型】
•使用量に応じた価格設定をベースにした運用コストモデル
•必要に応じて拡張可能
•社内で必要な専門知識は最小限
•データセンターを構築できないリモートサイトに対応
資料提供:ヴイエムウェア

【DaaSの3つの提供形態】

 サービス事業者がDaaSを提供する形態は、大きく3つに分類できる。順番にプライベートクラウドDaaS、バーチャルプライベートクラウドDaaS、そしてパブリッククラウドDaaSだ。
 1つめのプライベートクラウドDaaSは、オンプレミスで仮想デスクトップ環境を構築するVDIとほぼ同じ使い勝手のもので、仮想デスクトップ環境の構築先が自社内ではなく、サービス事業者のデータセンターになるというものだ。構築された環境はその企業専用のものだが、課金形態としては月額モデルなので、莫大な初期コストが発生するわけではない。
 次にバーチャルプライベートクラウドDaaSは、サービス事業者が自身の提供するIaaSもしくはPaaS上に仮想デスクトップ環境を載せて提供するもので、一部占有/一部共有という形になる。
 そして3つめのパブリッククラウドDaaSはその名の通り、アプリケーションも含めたサービス事業者のITリソースを複数のユーザ企業で利用する形態のものだ。
 ただし現在のユーザ企業における仮想デスクトップ環境の実現形態としては、オンプレミスがまだ95%を占めており、DaaSについては、“プライベートクラウドDaaSから徐々に広がってきている”というのが現実のようだ。

図3 デスクトップ仮想化の提供形態
図3 デスクトップ仮想化の提供形態
資料提供:IDC Japan

【仮想デスクトップ環境を実現する4つのインフラ形態】

 次に仮想デスクトップ環境を実現する際のインフラ形態についても、簡単に触れておこう。大きく4つに分類でき、各々、SBC(Server Based Computing)、Server VDI、VDI、HDI(Hosted Desktop Infrastructure)となる(図4参照)。
 SBC(Server Based Computing)は、サーバーOSを複数ユーザで共有し、処理した結果を端末に画面転送する方式である。HDIは1台のブレードPC上で1つのデスクトップ環境を構築し、ブレードPCをサーバー上で集約し、端末に画面転送する方式である。VDIとServer VDI(クライアントOSの替わりにサーバーOSを使用するもの)は、仮想化技術をベースに複数のVMを構築、動作させている。つまり、以上の4方式においては、物理的なリソースを論理的な単位に細分化、あるいは集約化してそのリソースを動的に再配置し、柔軟性や信頼性を向上させている。これらを「仮想化」と捉えて頂きたい。

図4 クライアント仮想化を実現する4つのインフラ形態
図4 クライアント仮想化を実現する4つのインフラ形態
資料提供:IDC Japan

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