ご奉仕品を見ている行動も把握? GPS付ショッピングカート登場

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掲載日 2015/02/26

ご奉仕品を見ている行動も把握? GPS付ショッピングカート登場

タイヤの部分にGPSを内蔵して、買い物客の位置をリアルタイムで把握。近くの棚の特売品を知らせるだけでなく、レジへ向かう客が増えるとレジ数を増やす、といった対応を可能にするスマートカートが登場する。

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 製品開発およびテクノロジーコンサルタント業のケンブリッジ・コンサルタンツが、スーパーでの買い物体験を変える新たなショッピングカートを開発した。

 新カートはタイヤの部分にGPSを内蔵しており、スーパー側はBluetoothを使って買い物客の現在位置をリアルタイムで把握することができる。また買い物客がスマートフォンなどを登録しておけば、近くの棚の特売品を知らせたり、過去の買い物履歴から、客が興味のありそうな商品のセール情報を伝えたり、クーポンを提示することも可能という。

 また、レジに向かっている客の数が分かるため、事前にレジを開き、列が長くなるのを回避できる。
ショッピングカートのタイヤにつけたGPSで買い物客の動きを把握
 店舗での買い物体験を向上させるための技術は、例えば近距離無線通信機能
iBeaconを用いたものなど、顧客の携帯端末と連動されたものが既にいくつか開発されている。

 しかしこれらは、顧客の端末に専用アプリのインストールを求めるのが一般的だ。

 この新ショッピングカートの特長は、こうしたアプリのインストールを必要とせず、またGPSはタイヤの回転によって生じるエネルギーを動力源としているため電池は不要、というシンプルなつくりとなっている点だ。

 ケンブリッジ・コンサルタンツはそのほか必要なセンサーについても、現在市場で入手可能なものを使い、最低限のコストで簡単に管理できるようにしたという。

 またGPS搭載のため、カートの持ち出しや紛失防止にも役立つとしている。

 ただし他社の技術も含め、消費者のなかには行動を把握されるのは気分が悪いという意見も少なくない。どういったルートで買い物をしているかが店側に分かるため、ご奉仕品ばかりをチェックしているのが丸分かり、などということも……。

 また特売情報を自分の居場所に合わせて提供されるというのも、行動をコントロールされているようでいやだ、というコメントもあった。

 買い物客側からすれば、レジが混んでいるかどうかは目で見れば分かるだろうと考えがちだ。しかし、スーパーで働いた経験のある読者は、空いている時間帯に無駄にレジを開けておかないためにも、GPS付カートの効果は高いと述べている。
  • 「僕もレジの列を防ぐための同じような技術を開発したよ。『人間』と『目』が必要なんだ。列が長くなったら、『目』がついた『人間』が、スタッフを呼べばいい話だろ」(イギリス)
  • 「オランダには、自分で商品をスキャンできるスーパーがあるよ。おかげで列も長くならない」(オランダ)
  • 「すごいね。これこそ僕がほしかったカートだ。僕の代わりに僕がほしいものを判断してくれるんだね」(不明)
  • 「スーパーにとってはいいシステムだと思う。なにしろ1日の80%はレジを2〜3開けておけば十分なのだから」(イギリス)
  • 「特売情報なんていらないよ。コントロールされたくない」(イギリス)
  • 「衝動買いなんてしないから、こういうのは意味ないな」(イギリス)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:岡 真由美)
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