プロジェクト管理ツールの導入状況(2014年)

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導入率から使い勝手まで! IT担当者300人に聞きました

プロジェクト管理ツールの導入状況(2014年)

2015/02/10


 キーマンズネットでは、2014年11月5日〜11月18日にかけて「プロジェクト管理ツール」に関するアンケートを実施した(有効回答数:325)。回答者の顔ぶれは、情報システム部門が 全体の36.6%、一般部門が63.4%という構成比であった。
今回、お聞きしたのは「プロジェクトの失敗要因」や「導入状況」「満足度」「重視ポイント」「導入しない理由」など、プロジェクト管理ツールの導入状況を把握するための質問。その結果、プロジェクト管理ツール導入済み企業は全体で20.3%にとどまり、中でも100名以下の中小企業での導入率は8.2%と、中小企業での導入が進んでいない状況が明らかとなった。
 なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので事前にご了承いただきたい。

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1

プロジェクト失敗 “経験あり”の半数以上は「コミュニケーション不足」が原因

 はじめに、プロジェクトの失敗経験がある人に、その要因について尋ねた(図1)。その結果、1位が「関係者とのコミュニケーション不足」で55.9%、2位が「プロジェクトマネジャーの経験不足」で32.3%、同率3位が「リスクマネジメントへの関心度の低さ」「見積ミス」で30.8%、5位が「成功の定義が不明確」で28.5%と続き、半数以上が関係者とのコミュニケーション不足が原因でプロジェクトが失敗に陥った経験があることが明らかとなった。それぞれ具体的なコメントでは、「顧客との要件定義に不足があった」といったコミュニケーションが問題になった声や、「新規事業の目標設定がなかった」や、「プロセスの優先順位付けの見直しが随時行えなかった」など、プロジェクト管理能力の不足が原因となった声が聞かれた。

図1 プロジェクトの失敗要因

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図1 プロジェクトの失敗要因
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2

導入率は20%、入力項目の多さや、利用に手間が掛かるといった不満の声も

 次に、「プロジェクト管理ツールの導入状況」を尋ねた(図2-1)。その結果、「既に導入済みである(追加・リプレイス検討なし)」が15.4%、、「既に導入済みである(追加・リプレイス検討あり)」が4.9%、「導入を検討している」が2.5%、「必要性を感じるが、導入時期は未定」が30.5%、「必要性を感じない」が46.8%であった。
 整理すると、追加・リプレイス検討の有無を含めて「導入済み」は20.3%であるのに対し、導入検討の有無を含め「未導入」が79.7%であった。
 企業規模別に見ると、100名以下の中小企業は導入率が8.2%と低く、101〜1000名以下の中堅企業では13.6%、1001名以上の大企業では36.6%と、企業規模が大きくなるにつれ、導入率も高まる傾向が見られた。

 また、プロジェクト管理ツールを導入している方々にツールの満足度を尋ねたところ、「とても満足している」が6.7%、「まあ満足している」が66.7%、「やや不満がある」が23.3%、「とても不満がある」が3.3%という結果となり、まとめると、満足が73.4%、不満が26.6%となった(図2-2)。
 満足と答えた方からは、「スケジュール管理、品質管理、変更管理などを適切に行うことができている」「進捗管理が細かくでき、分かりやすい」といった、使い勝手の良さを挙げる声や、「コストの割に改変もでき、コストパフォーマンスに満足している」などの声が聞かれた。一方で「不満」と答えた方からは、「入力項目が多くて運用が追いつかず、プロジェクトの進捗に合わせることが現場の負担になっている」「計画の変更時に手動で修正する個所が多い」といった、ツールを使うことにより発生する手間に不満を持つ声や、「プロジェクトの関係者が全員使っていないと意味がない」といった活用実態に不満を持つ声が聞かれた。プロジェクト管理ツールは、利用開始時にはいくつかの設定を要するため多少の手間をともなうが、その後多くのプロジェクトメンバーとの連絡や情報管理、進捗状況の確認、リスク管理などができるため、プロジェクトの遅延や失敗を未然に防ぐことができたり、プロジェクトの質を向上するなどの効果が期待できる。しかし、これらのメリットを十分に享受できていないユーザもいるようだ。

図2 導入状況・満足度(導入済み)

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図2 導入状況・満足度(導入済み)
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3

導入予定ではコストと操作性を重視、費用対効果を把握したいという声も

 次に、プロジェクト管理ツールの予算について伺った。その結果、「導入済み」と答えた方では、1位が「10万円未満」で15.3%、2位が「フリーソフト」で11.9%、3位が「1000万円未満」で10.2%、4位が「100万円未満」で8.5%、5位が「1000万円以上」で6.8%といった結果となった(図3-1、「不明・未定」を除く)。また、「導入予定」と答えた方の1位は「100万円未満」で8.8%、2位が「10万円未満」で7.8%、3位が「1000万未満」で4.9%、同率4位が「1万円未満」と「1000万円以上」で3.9%となった(図3-2、「不明・未定」を除く)。企業規模でライセンスボリュームが異なるため、導入コストにバラつきが出るが、導入済みの2位で11.9%だった「フリーソフト」は導入予定ではわずか2%の回答にとどまり、フリーソフトを検討する傾向は少ないことが明らかとなった。

 次に、「導入済み」「導入予定」と答えた方それぞれに「重視ポイント」を尋ねた。その結果、導入済みでは1位が「運用コスト」で56.4%、2位が「操作性の良さ」で45.5%、3位が「機能の豊富さ」で40.0%、4位が「カスタマイズなどの拡張性」で36.4%、5位が「パッケージ導入コスト」で32.7%と続き、その中でも「最も重視」とする項目は、「機能の豊富さ」という結果となった(図4-1)。それに対し、「導入予定」と答えた方は、1位が「運用コスト」で59.0%、2位が「パッケージ導入コスト」で58.0%、3位が「操作性の良さ」で45.0%、4位が「工事進行基準対応性」で23.0%、5位は「他ツールとの連動性」で21.0%と続き、「最も重視」とする項目では「パッケージ導入コスト」であった(図4-2)。導入済みで重視されていた「機能の豊富さ」については、導入予定の企業ではあまり重視されておらず、コストを重要視している傾向が明らかとなった。反対に、導入済みでは10位の「工事進行基準対応性」が、導入予定では4位に順位を上げ、23.0%が重視すると回答する結果となった。従来、日本の会計基準では、工事進行基準と工事完成基準のどちらを採用するかは任意に決めることができたが、2009年4月より受注制作のソフトウェア業についても「工事進行基準」が原則になったことなどが背景にあると推測される。

 その他、導入予定の方に「知りたい情報」を尋ねたところ、「費用対効果の情報」や「業務効率化の定量的な比較情報」など、導入後の効果を数量的に把握したいという声や、「セキュリティに対する取組み及び仕組み」といったツール導入後の情報セキュリティ対策を考慮する声も聞かれた。

図3 予算(導入済み・導入予定)

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図3 予算(導入済み・導入予定)
図4 重視ポイント(導入済み・導入予定)

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図4 重視ポイント(導入済み・導入予定)

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