触れられる立体映像が実現?空気中に形を感じる最先端技術が登場

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掲載日 2014/12/18

触れられる立体映像が実現?空気中に形を感じる最先端技術が登場

英ブリストル大学のコンピュータサイエンス学科の研究者チームが、空中の目に見えない形状を人間の触覚に感じさせる技術を開発した。超音波の複雑なパターンを空中に発生させて空気の撹乱により実現される。

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 ホログラムデッキという言葉を聞いたことがあるだろうか。近未来のSFドラマに登場する仮想空間に現実世界を実現させる場所のことである。

 米国のテレビドラマシリーズのスタートレックでは、普段は何もない部屋なのにコンピュータへ指示するだけで本物そっくりの仮想世界を作り出し、シミュレーションする場面が登場する。

 たとえば、訓練のために武術の試合をする場面がある。その時に相手の強さのレベルを設定して仮想の相手と実際に組み合って闘うことができる。触れられる立体映像としての相手からのパンチ、キックは、物理的な力として反映され、こちらの力に対しても相手が反応する。

 今回の研究は、ホログラムデッキの実現に近づいたとみえる。発表したのは英国ブリストル大学のコンピュータ学科の研究者が中心となったチームだ。
超音波発生装置の上に手をかざした時の触覚の仕組みを説明する動画
 超音波の複雑なパターンを空中に発生させることで、人間に特定の形状を感じさせる研究である。

 彼らが開発した超音波発生装置では、その装置の上に手をかざすと、発生した超音波が手の周辺の空気を撹乱することで特定の形状を感じさせる力となって作用する。

 超音波の発生方法を工夫すれば、さまざまな形状に対応することができるだろう。

 動画にある実験では、薄く張った水面に超音波をあてるとさまざま波形が水上に現れている。現在のところ超音波で発生させることができる形は単純なものである。

 将来的には美術館にある立体的な展示物の形状やCTスキャンした身体を触れられる立体映像として空間に再現する技術となることも考えられる。

 今回の研究に対する前向きなコメントとしては、「技術の変化がはやい!」(イタリア)のような驚きのコメントの他に「デジタルのトレンド!」(米国)、「おもしろいテクノロジー」(米国)など高い興味を示すものがある。

 将来への期待としては「ホロデック(=ホログラムデッキ)(の実現)へ1歩近づいた!」(米国)とテレビドラマシリーズのスタートレックを想定していると思えるものや、「映画業界がこの技術を取り入れたとすると……」(米国)と映画の臨場感がさらにリアルに近づく技術になりそうとのコメントがある。

 シミュレーション技術は、コンピュータの内部から三次元の立体へ、そして、触覚をともなう方向へ進んでいる。ストリートファイターのような対戦型ゲームが、立体ホログラムの世界で体感できる日が近づいてきていることを示す研究である。
  • 「ホロデック(=ホログラムデッキ)(の実現)へ1歩近づいた!」(米国)
  • 「デジタルのトレンド!」(米国)
  • 「おもしろいテクノロジー」(米国)
  • 「(空中の形状を)さわってみたい!」(フィンランド)
  • 「映画業界がこの技術を取り入れたとすると……」(米国)
  • 「技術の変化がはやい!」(イタリア)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:西島 昇)
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