ビルの壁を垂直に登る吸着手袋が登場!兵士がスパイダーマンに?

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掲載日 2014/12/11

ビルの壁を垂直に登る吸着手袋が登場!兵士がスパイダーマンに?

米スタンフォード大学のエンジニアチームがヤモリの足の裏をヒントに壁面に吸着する手袋型のハンドパッドを開発した。その裏には鱗状に接着面があり壁面に片方ずつあてながら、ゆっくりと登ることができる。

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 人は誰しも一生に一度くらいは超人的な能力にあこがれる。たとえばスパイダーマンのようにビルの壁面に貼りつき登っていくこと、何もつかむところがない天井裏に逆さまに貼りつくことなどである。

 それが実現できる可能性のある道具が登場した。手袋のようなハンドパッドとして開発されたもので、ヤモリの足裏が壁に粘着する原理を応用している。
開発されたハンドパッドを使用して人がガラスの壁を登るデモ動画
 その原理は「ファンデルワールス力」と呼ばれ、ヤモリの足裏の構造によって、物理的な力が作用して吸着しているとされる。ハンドパッドの裏側にヤモリの足裏と同じ構造を再現し、壁面との間に発生する物理的な吸着力を持たせることに成功した。

 ヤモリの4本の足裏には650万本の剛毛があるが、仮にフル稼働して力が作用したとすると、理論的には体重約130kgの大人を持ちあげることができる計算になる。

 そこで必要なのは、片方ずつ壁から離して動かすことができ、かつ、下に落ちない適度な力の大きさの維持である。実際に開発されたハンドパッドの裏側には24枚のタイルが装着しており、ヤモリの足裏の鱗に似せたシリコンゴムの剛毛で覆われている。

 今回のハンドパッドは、表面に凹凸がある壁面や、砂埃がついている壁面では機能しない限界もある。動画にあるようにゆっくりと片方の手を順番に足と連動させながら交互に動かして壁を登る。

 今回の道具に対するポジティブなコメントとしては、「たのしい!」(米国)、「欲しい!」(不明)、「僕は外の壁を登る必要はすぐにはないけど、もし君が差し迫っているならもう可能だ」(英国)などがある。

 将来の使用方法としては、「未来の登山靴?」(英国)、「誰がスパイダーマンになりたいの?」(英国)などがあるが、軍事転用されることに対する不安感を示したものとしては、「米国防総省はスパイダーマンのように壁を登る道具をテストした」(南アフリカ)とのコメントがある。

 まだ危険と隣り合わせという点では、「この道具をどうか自宅で試さないようにしてください」(米国)とのコメントがあるが、動画からは慎重に壁にハンドパッドを吸着させて動かす必要があることがわかる。

 スパイダーマンのように壁に貼りつき素早く動き回る道具、何も掴むところがない天井に貼りつく道具となるまでには、しっかりと吸着する時と吸着力を弱めて壁から手を離すことをコントロールする必要がある。それまでには、しばらく時間がかかりそうだ。
  • 「たのしい!」(米国)
  • 「この道具をどうか自宅で試さないようにしてください」(米国)
  • 「誰がスパイダーマンになりたいの?」(英国)
  • 「僕は外の壁を登る必要はすぐにはないけど、もし君が差し迫っているならもう可能だ」(英国)
  • 「欲しい!」(不明)
  • 「未来の登山靴?」(英国)
  • 「米国防総省はスパイダーマンのように壁を登る道具をテストした」(南アフリカ)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:西島 昇)
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