注射のチクッとはおさらば!“飲む注射”がゴツいカプセルで登場

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加

掲載日 2014/10/23

注射のチクッとはおさらば!“飲む注射”がゴツいカプセルで登場

マサチューセッツ工科大学の研究チームが、口から飲める針つきのカプセルを開発した。消化管に刺さり、1週間ほど残留して薬を供給し続けるため、従来内服ができなかった薬の投与にも使えるという。

***

「ちょっとチクッとしますからね〜」看護師さんが笑顔で告げるこのフレーズに震え上がった人はどれだけの数に上るのだろう。注射の痛みは、針が使われている以上宿命ではある。だが、ひょっとすると近い将来、我々はその痛みにおさらばすることができるかもしれない
マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームによる説明動画
 マサチューセッツ工科大学とマサチューセッツ総合病院の共同研究チームはこのほど、まったく新しい薬剤投与システムの開発に成功した。それは、ウニや栗のようなイガイガ(ウニや栗のものほど長く鋭いわけではないが)のついたカプセル状のもので、経口摂取する。するとカプセルのイガイガが消化管に刺さってそこに留まり、1週間程度は残留して薬剤を直接送りとどけるのだという。

 この方法なら注射針をチクリとやられるあの痛みがないだけでなく、従来なら胃酸にやられてしまうせいで口から飲めなかった薬にも使えるのが強みである。たとえて言うなら“飲む注射”だ。

 じっさい、豚でインシュリン投与の実験をしたところ、注射針を利用する場合よりも効率が高いことが判明したのだそうだ。

 カプセルの直径は1cmほどで、長さは2cmほど。アクリル製の本体に、長さ5mmほどのステンレス製針が複数ついた部分をコーティングしている。

 胃液で溶けちゃわないの? という疑問もわいてくるだろうが、これには特殊なペーハー感受性のコーティングがなされており、消化管の必要な箇所に到達できるようになっているのだ。

 もうひとつ心配なのは、イガイガのついたカプセルが消化管を傷つけて痛いのではないかということだ。しかしそれも、これまでの研究によって、その程度の鋭利さのものを飲み込んだとしても痛みは感じないことが判明しているのだという。

 しかも、研究チームはさらなる改良に取り組んでいる。消化管壁が食物を送る運動(蠕動)でカプセルが押しつぶされるように材質を工夫したり、針の部分を体内で分解される材質にしたりといったことで、より身体にストレスの少ないものにしようとしているのだ。

 この記事へのコメントは、イガイガつきのカプセルという外観が嫌われてか散々な評価ばかりだった。それでも、注射のあのチクリとおさらばできるなら試してみたいという人は少なくないはずだ。
  • 「研究を重ねて実現したんだってさ」(カナダ)
  • 「いいねえ。試してみるよ」(不明)
  • 「こんなのダメだろ」(ドイツ)
  • 「身体にいいとは思えないけど、いいみたいだな」(不明)
  • 「おいおい、こんなのとんでもないだろ」(米・ニュージャージー州)
  • 「まあ、いいのかもしれないね」(米・イリノイ州)
  • 「しばらくは注射を続けた方がよさそうだな」(米・カリフォルニア州)
  • 「薬が針の役割を果たすんだって。すごいわね」(カナダ)
  • 「Facebookのフレンド経由でこれのことを知ったけど、なんだかな〜」(米・ニュージャージー州)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:待兼 音二郎)
おすすめ記事

バックナンバーをまとめて読むなら右のボタンから! 一覧へ


Myリストへ 印刷用ページへ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事に掲載している情報は、掲載日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。 また、「世界のRe:アクション」の記事は、インターネット上に配信されているニュース内容をもとに、キーマンズネットが編集して掲載しており、ニュース内容の正確性、真実性等を保証するものではありません。


30007397


IT・IT製品TOP > 開発 > その他開発関連 > その他開発関連のIT特集 > 特集詳細

このページの先頭へ
噂のIT都市伝説

キーマンズネットとは

ページトップへ