批評家よりワインにうるさい?味覚測定ロボットを世界中が批判

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掲載日 2014/10/16

批評家よりワインにうるさい?味覚測定ロボットを世界中が批判

デンマークのオーフス大学の研究者らが、ワインの味を感じることができるセンサを開発した。正確にいえばワインの「渋み」が測定可能なセンサで、ワイン醸造者が理想の味を実現するのに役立つという。

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 ブドウからワインを醸造する際、求めるフレーバーを出すためには、いくつかのプロセスを経る必要がある。ワインで重要とされる味のひとつが「渋み」で、特に赤ワインを飲んだ時に感じられる。これは赤ワインに含まれるタンニンによるもので、若いうちは強く荒々しいが、熟成するとマイルドになる。

 オーフス大学総合ナノサイエンスセンタの研究者らは、ポルトガルの科学者らと協力、ワインを口に含んだ時に渋みが与える影響を測定できるナノセンサを開発した。
人間よりも確実にワインの渋みが「わかる」マシン
 唾液たんぱく質を使って測定を行う人口の口、と言えばいいだろうか。ワインと混じった唾液たんぱく質がどう変化するかによって、ワインの「渋み」を測定できるという。

 センサを利用することで、ワイン醸造者は、醸造プロセスの途中でも渋みが測定できるため、完成品の味をよりコントロールできるようになる。これまでワインの味の確認は完成後にしかできなかった上に、読者も指摘しているように人間の舌は必ずしも正確ではない。センサによって醸造の最初から最後まで味が管理できるので、理想の味が実現しやすくなる。

 オーフス大の研究者らは、これはあくまでもワイン醸造を手助けするもので、ワインテイスターを置き換えるものではないと強調している。

 コメントには、「ロボットのほうが味覚が優れてるっていうわけ?!」、「単なる化学的な分析でワインテイスティングを計るのは違うと思う」といった懐疑的なものや、「こんな研究、時間と金の無駄だよ」と一刀両断するものがある一方で、「渋みは味覚ではなく、舌に触れた時の感覚であり、ドライというのは渋みではなく、甘みがないという意味……」と科学的な観点での反論も見受けられる。

 総じて、「味覚はその時の感情や記憶と結びついているもので……」と、機械的に測ることには抵抗感が強いようだ。欧米人には、ワインに対する特別な価値観があるのかもしれない。
  • 「ロボットのほうがワイン批評家よりも味覚が優れてるっていうわけ?!」(米・カリフォルニア州)
  • 「人間の味覚(臭覚含む)なんていい加減なものだから、機械のほうが優れていると聞いても別に驚きではないね」(フィンランド)
  • 「個人の趣向なんていずれにせよ偏見にもとづくものだからなぁ」(アメリカ)
  • 「こんな研究、時間と金の無駄だよ」(不明)
  • 「パターンを認識するのは、味覚に結びついた感情と同じものではないと思う」(イギリス)
  • 「渋みは味覚ではなく、舌に触れた時の感覚であり、ドライというのは渋みではなく、甘みがないという意味だってこと、研究者は知らないのかな」(米・カリフォルニア州)
  • 「味覚は一緒に食べた人や、その時のすばらしい記憶と結びついているもの。単なる化学的な分析でワインテイスティングを計るのは違うと思う」(不明)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:岡 真由美)
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