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この先どうなる?が知りたいあなたに すご腕アナリスト市場予測

2014年“ネットワーク機器”進化論

2014/10/16


 データセンターにITリソースを収容すると同時に、クラウドサービスの利用も急速に拡大し、ビジネスのあらゆる面でITリソースとユーザの間を結ぶネットワークがかつてないほどの重要な役割を担うようになっている。そんな状況の中で、スイッチやルーター、ADC(Application Delivery Controller)、無線LANなどのネットワーク機器の市場はどう変化しているのだろう。今回は、ネットワーク機器全体の市場トレンドを押さえたうえ、将来を見据えたネットワーク機器の条件を考えてみよう。

未定

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アナリストプロフィール

草野 賢一

コミュニケーションズ グループマネージャー 草野 賢一(Kenichi Kusano)

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アナリストファイル #024

国内ルーター、イーサネットスイッチ、WANアプリケーション配信やレイヤ4-7スイッチなどのアプリケーションネットワーキング、無線LANなど国内ネットワーク機器市場の調査を担当。ベンダー調査に加え、ユーザー調査やチャネル調査にも携わり、それらの調査結果をベースに、国内ネットワーク機器市場の動向を検証、市場動向の分析および予測を提供する他、様々なカスタム調査を実施している。
IDC Japan入社前は、エンジニアとしてユーザー企業のネットワークの設計、構築を担当。商品企画にも携わる。



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ネットワーク機器の市場状況と今後の予測

 ITリソースのデータセンターへの移管やクラウドサービスの隆盛に伴い、ネットワーク機器市場は徐々に変化を見せている。まずIDCが今年発表した市場調査の概要を紹介していこう。

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イーサネットスイッチはデータセンター向け製品の成長率が伸長

 イーサネットスイッチ市場の2013年実績は前年比成長率17.9%と大きく成長し、過去最大の市場規模となる2073億1200万円に達した。そのうち企業向けイーサネットスイッチ市場は、前年比成長率9.2%で1353億200万円に達し、通信事業者向け市場も、前年比成長率40.3%で市場規模は707億300万円と大きく拡大している。企業向けイーサネットスイッチ市場の2010年〜2013年の実績と2018年までの予測を図1に示す。

図1 国内企業向けイーサネットスイッチ市場
図1 国内企業向けイーサネットスイッチ市場
導入場所別 エンドユーザー売上額予測、2010年〜2018年
出典:IDC Japan
■オフィスLAN向けはリプレース需要で増加したが今年以降は横ばいの予測

 グラフで赤で示したオフィスLAN向けスイッチの売上は、IT投資が落ち込んだ2011年のあとは拡大基調で漸増を続けているものの、すでに飽和・成熟した市場であり、既存スイッチのリプレース需要が増加傾向を支えていると見てよいだろう。今年以降はほぼ横ばいの傾向となることを予測している。現在までのところ、有線LANから無線LANへの切り替えがスイッチの市場動向に直接的に影響を及ぼすほどにはなっていないが、今後モバイルデバイスを使ったワークスタイルが一般化するにつれて変化する可能性が高い。実際、IDCのユーザ調査によれば徐々に有線LANの利用者数が減少している傾向が見られ、有線ネットワークの更新は減っているようだ。

■データセンター向けはクラウドとモバイルの利用拡大に伴い急拡大へ

 一方、青で示したデータセンター向けスイッチの売上が右肩上がりで急速に伸びている。この増加トレンドの背景には、ITの「第3のプラットフォーム」へのトランスフォーメーションの波があるとみてよい。
 ITの世界ではこれまで10〜20年のスパンでプラットフォームの変化が起きている。第1のプラットフォームはメインフレームと端末を利用するITシステムの時代、第2のプラットフォームはクライアントサーバーシステムの時代、そして第3のプラットフォームは、今まさに移行が急ピッチで進んでいるモバイル、ソーシャル、ビッグデータ、クラウドの4要素を含んだ新しいIT環境だ。ITベンダにとっては現在進行中の第3のプラットフォームへの対応がこれからの十数年を勝ち残る絶対条件となり、ユーザのIT環境の変化にいかに早く対応できるかが競争力の鍵になる。
 このトランスフォーメーションの過程で、イーサネットスイッチ市場に影響が及んでいるのは主にクラウドサービスやモバイルブロードバンドの利用拡大傾向だ。クラウドサービス基盤を構築するデータセンターと、LTE(Long Term Evolution)サービス提供設備を中心にした基盤構築を進める通信事業者のデータセンターがイーサネットスイッチの市場を拡大している。

■トップベンダは急成長、コアスイッチをボックス型にする傾向も

 イーサネットスイッチ市場全体でベンダ別に見ると、LTEサービスネットワークの拡張とクラウド/データセンター向け需要を獲得したベンダが売上を伸ばしており、シスコシステムズ、富士通、日立金属、NECというトップベンダが高成長を達成している。特に富士通は、通信事業者向けスイッチで大きく売上を拡大し、シェアを6ポイント以上伸ばした。
 製品の形態で特に変化が見られるのがL3スイッチだ。従来、大規模ユーザに利用されてきたシャーシ型製品のシェアが減少傾向にあり、ボックス型製品への移行が起きているようだ。日立金属が打ち出したボックス型をコアスイッチに使用する「BoxCore」に代表されるコンセプトが浸透し、また他のベンダもコア用途に使えるボックス型スイッチを出したことが理由と思われる。同じポート数と性能なら、ボックス型のほうが低コスト。冗長性や信頼性への不安がなくなってきたことの表れと見ることができよう。

■イーサネットスイッチ市場の将来

 イーサネットスイッチ市場全体では、2013年〜2018年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)を1.5%と予測している。そのうち企業向け市場は、成熟してコモディティ化がいっそう進展するオフィスLAN向けスイッチは今後減少していくものの、データセンター向けスイッチの成長が補い、2013年〜2018年のCAGRは2.4%と予測する。通信事業者向けスイッチの市場は、モバイルトラフィック増加に伴う設備強化に固定通信事業者の設備更改需要も加わって、2013年〜2018年のCAGRは、マイナス0.2%と2018年も2013年並みの市場規模に達すると思われる。

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