通信網はグローバルから“スペース”へ!「宇宙光通信」とは?

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加

流行りモノから新技術まで! 5分でわかる最新キーワード解説

通信網はグローバルから“スペース”へ!「宇宙光通信」とは?

2014/10/01


 日々進歩するIT技術は、ともすると取り残されてしまいそうな勢いで進化の速度を高めています。そこでキーマンズネット編集部がお届けするのが「5分でわかる最新キーワード解説」。このコーナーを読めば、最新IT事情がスラスラ読み解けるようになることうけあい。忙しいアナタもサラっと読めてタメになる、そんなコーナーを目指します。今回のテーマは「宇宙光通信」。衛星間でも、地上〜衛星間でも地上のネットワークと同等の高速・大容量データ通信の実現を目指す取り組みです。今年6月、日本で開発された片手で持てるサイズと重さの光通信モジュールが上空600kmの超小型衛星に搭載され、新しい基礎実験が始まろうとしています!

未定

※「未定/通信網はグローバルから“スペース”へ!「宇宙光通信」とは?」の記事を一部ご紹介します。会員登録を行い、 ログインすると、「未定/通信網はグローバルから“スペース”へ!「宇宙光通信」とは?」の記事全文がお読みいただけます。

会員登録はこちら(無料)



1

「宇宙光通信」とは?

 宇宙空間と地表で電波の代わりにレーザ光を用いたデータ通信を行なう技術のこと。衛星で撮影した高解像度映像による地図作成や、災害時の地上の状況の観測、地上の通信網の中継などさまざまな社会ニーズ、産業ニーズに対応できる大容量・高速な地上〜衛星間および衛星〜衛星間の通信を実現するのが目的だ。

1-1

宇宙光通信研究のこれまで

■日本が世界で初めて衛星から地上の間の双方向宇宙光通信を実証

 宇宙光通信技術は1980年代から研究が進められてきたが、世界で初めて衛星〜地上間の双方向空間光通信に成功したのは1994年のこと。日本の宇宙開発事業団(現JAXA/宇宙航空研究開発機構)が打ち上げた技術試験衛星VI型(ETS-VI)と、東京都小金井市の通信総合研究所(現 NICT/情報通信研究機構)の地上局およびアメリカのジェット推進研究所(JPL)の地上局との間で1Mbpsの光による通信回線が実現した。この宇宙光通信研究はNICTとJAXAに引き継がれ、2005年にはJAXAの低軌道衛星となる光衛星間通信実験衛星きらり(OICETS)に光衛星間通信機器が搭載された。きらりは、欧州宇宙機関(ESA)の静止衛星ARTEMISとの間で、これも世界初となる双方向衛星間通信実験を成功させた。またNICTの地上局との間で、低軌道衛星として世界初となる双方向光通信を成功させた。

■世界最速記録は5.6Gbps

 海外事例では2008年、ドイツ航空宇宙センター(DLR)が運用する地球観測衛星TerraSAR-X(テラサーX)とアメリカの衛星NFIREとの間、およびTerraSAR-Xと地上局との間で現在のところ世界最速の5.6Gbpsでの空間光通信が実現している。NICTは、TerraSAR-Xを用いた国際的な共同実験にも参加し、DLRおよび欧州宇宙機関ESAと共に衛星からのレーザ光の検出に成功した。

■超小型衛星に大幅に軽量・小型化した通信モジュールを搭載

 2009年にきらりの運用が終了して実験の間が空いていたが、今年5月に打ち上げられたJAXAによる「だいち2号」の相乗り小型副衛星として超小型衛星「SOCRATES(ソクラテス)」が軌道高度約600kmの太陽同期軌道へ投入され、現在本格的な光通信実験を待っている。SOCRATESに搭載されているのは、きらり搭載モジュール(重さ約140kg)の約2.4%にあたる重さ約6kgの超軽量・小型モジュール「SOTA(ソータ)」だ。

図1 超小型宇宙光通信モジュール「SOTA」の同型機の外観
図1 超小型宇宙光通信モジュール「SOTA」の同型機の外観
※約25cm角の容器に収納されている。右図で指で示している黒枠内に見えるのがレーザ光送信用のレンズ。
資料提供:情報通信研究機構
図2 きらり(OICETS)搭載のモジュールよりも大幅にコンパクト化、軽量化を実現
図2 きらり(OICETS)搭載のモジュールよりも大幅にコンパクト化、軽量化を実現
資料提供:情報通信研究機構
図3 NICTの宇宙光通信地上局の外観(左)と内部の1.5m口径望遠鏡(右)
図3 NICTの宇宙光通信地上局の外観(左)と内部の1.5m口径望遠鏡(右)
資料提供:情報通信研究機構

…この記事の続きは、会員限定です。  会員登録はこちら(無料)

続きを読むには…
会員登録いただくと自動的にこの記事に戻り、続きが読めます。

会員登録(無料)・ログイン

キーマンズポイントで今応募できるプレゼントはこちら!(2016/12/31まで)

ITキャパチャージに解答いただくとポイントがたまります。
たまったポイント数に応じて、以下、A〜E賞の各賞品に応募することができます。

●B賞:抽選で1名様
 象印マホービン 圧力IH炊飯ジャー「極め炊き NP-YB10」 
●A賞:抽選で1名様
 HUAWEI Windows 10 Pro搭載 2in1デバイス「HUAWEI MateBook M3」 
●C賞:抽選で1名様
 iRobot 床拭きロボット「ブラーバ ジェット240」 
●D賞:抽選で1名様
 プリンセス 大皿みたいな白いホットプレート「Table Grill Pure」 
●E賞:抽選で2名様
 ASUS 毎日の健康をスマートに記録「VivoWatch」 

このページの先頭へ
関連キーワード

未定/通信網はグローバルから“スペース”へ!「宇宙光通信」とは?」関連の情報を、チョイスしてお届けします

※キーマンズネット内の「未定」関連情報をランダムに表示しています。

未定」関連の製品

CMSソフトウェア Movable Type 【シックス・アパート】
CMS
効率的なウェブサイト運用を実現する、国内シェアNo.1のCMSプラットフォーム。安心のセキュリティ、豊富なソリューションで、小中規模からエンタープライズまで対応。

未定」関連の特集


IT担当529人に「ネットワークカメラの導入状況」を調査!導入目的は当然「セキュリティ向上」が1位も…



現在ソフトバンクが2008年春のサービス開始を目指し、実証実験中!基地局をオフィスや自宅に設置すると…



IT担当者371人を対象にプロジェクト管理ツールについて調査を実施。導入状況や導入しない理由などの実…


「ネットワーク機器」関連 製品レポート一覧

このページの先頭へ

未定/ 通信網はグローバルから“スペース”へ!「宇宙光通信」とは?」の記事を一部ご紹介しました。
会員登録を行い、ログインすると、「未定/ 通信網はグローバルから“スペース”へ!「宇宙光通信」とは?」の記事の続きがお読みいただけます。


Myリストへ 印刷用ページへ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事に掲載している情報は、掲載日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。


ページ: 1 | 2 | 3


30007305


IT・IT製品TOP > ネットワーク機器 > その他ネットワーク関連 > その他ネットワーク関連のIT特集 > 特集詳細

このページの先頭へ

キーマンズネットとは

ページトップへ