「あれ、ケガしてる?」気づかない負傷も色で分かるパンツが登場

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掲載日 2014/07/03

「あれ、ケガしてる?」気づかない負傷も色で分かるパンツが登場

イギリスの大学生達が圧力に応じて赤く発色するフィルムを使い、下肢麻痺のためにスポーツなどで負傷しても自分のケガに気づかない人向けに特別な「パンツ」をデザインした。これならケガの個所がひとめで分かる。

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 イギリスのインペリアル・カレッジ・オブ・ロンドンとロイヤル・カレッジ・オブ・アートの学生たちが、富士フィルムが開発した加えた圧力に応じて赤く発色するフィルム「プレスケール」を利用し、ケガした箇所を知らせるパンツ「Bruise Injury Detection(あざ負傷探知)」を開発した。
下肢麻痺で痛みを感じないアスリートたちに役立つ圧力発色パンツ
 下肢麻痺のアスリートの場合、スポーツの際に下半身にケガをしても痛みが感じられないため、自分で気づけない場合が多い。しかし当然ながら、放置すれば深刻な事態を招いてしまう。

 開発のヒントになったのは、同じ大学に通うパラリンピックのスキー選手の話だった。下肢麻痺の選手の場合、深刻なケガを負っても気づかず、それが自律神経反射異常(AD)につながり、血圧がコントロールできなくなるために、ついには死に至るケースがあるという。

 大学生らが開発したパンツは前述のフィルムとライクラで作られており、ぶつけるなどの衝撃があると赤く発色する。発色度合いはかかった圧力によって異なるため、本人が痛みを感じなくても、即時の治療が必要かどうかを、見た目で判断できるという。

 実際に両脚を骨折しても本人が気づかなかった例が読者からも報告されているが、このパンツを着用すれば、そうした事態は予防できるだろう。

 別の読者がコメントしているように、意識不明など本人が症状を伝えられない場合にも役立ちそうだ。

 またケガの判断以外の別の場面でも、応用できるかもしれない。スポーツの判定に使えるという意見も興味深い。

 大学生の開発チームは、将来的には全身を覆うスーツも開発したいとしており、さまざまなスポーツ分野向けのアパレルに広げたいと考えている。
  • 「アスリートや下肢麻痺でない、どんな人にでも役に立つと思う」(アメリカ)
  • 「すごくクールだ。それに障がい者スポーツ以外の分野にも適用できると思う」(不明)
  • 「意識不明などの重体の場合、救護士が身体のどの部分に特に注意を払うべきかがすぐに判断できる。またアドレナリンが出ていて、本人が痛みを感じない場合でも、服がケガの位置を知らせてくれるので、それ以上動いたりしてさらにケガを悪化させるような事態が防げる」(イタリア)
  • 「僕の元妻の父は下肢麻痺で、数年前に入院費のためにスカイダイビングをして寄付を集めようとした。そのとき両足を骨折してしまったのに、数日後まで気づかなかったんだ」(アメリカ)
  • 「すばらしいアイディアだね」(イギリス)
  • 「ぜひ身体全体を覆うスーツを開発して欲しい。ケガとは関係ないけど、冬季オリンピックやほかのスポーツの試合(スキー、スケート、スノーボードなど)で利用できないだろうか? そうすれば映像を巻き戻ししなくても、きちんと着地できたかどうかが分かるし、採点しやすくなるのでは」(不明)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:岡 真由美)
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