手書きノートをシステム化…受注管理効率UP

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手書きノートをシステム化…受注管理効率を大幅にUP!

2014/02/27


 以前作った工業製品などをもう一度生産するためには、過去に記録したサイズや材質などのデータを確認する必要がある。ところが、これらを紙で記録している場合、目的の情報を探し当てるまで莫大な時間がかかってしまうのが難点だ。
 今回取り上げるのは、手書きのノートで受注管理をしていたゴム製品メーカー。システムを導入したことで、過去の製造データを簡単に呼び出し可能になった。その結果、営業担当者が1日に3時間程度かけていた作業が、2時間ほどで済んでいるのだそうだ。

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導入企業プロフィール

株式会社三浦ゴム製作所
従業員数/24人(2014年2月現在)
売上高/非公開
事業内容/各種ゴム製品の開発など
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導入製品・ソリューション

製造情報管理システム
自社開発


課題 導入システム 効果

受注したゴム製品のデータを、手書きのノートで管理。過去のデータを探すのにかなりの時間がかかっていた。図面の転記や作業指示書の作成に手間がかかるのも難点だった。

ゴムを作る金型のデータ、受注履歴のデータ、製造データをリンクさせた、オリジナルのシステムを導入。

1日に3時間ほどかかっていた「過去案件検索・指示書作成」などの仕事が、2時間程度で終わるようになった。


1

2万以上の「金型」を手書きのノートで管理

■膨大な受注情報を、手書きのノートで管理していた

 株式会社三浦ゴム製作所は、東京都葛飾区と茨城県下妻市に事業所を構えるメーカー。建材、自動車、バス、鉄道車両などに使われるゴム製品を手がけている。同社の特徴は、「多品種少量生産」。顧客の要望に応じて、一点もの、あるいは、ごく少数のゴム製品を生産する機会が多い。
 同社では2013年まで、顧客からの注文を紙の「受注ノート」で管理していた。

図1 手書きの「受注ノート」
図1 手書きの「受注ノート」

 記録するのは、日付、顧客名、品物の材質、寸法、個数、納期、単価、送り先の住所など。ノート1ページあたり、4件のデータを記録していた。同社では年に300〜400種類の新製品を作っているため、1年間で約100ページ分のノートが増えるペースだった。
 一番困っていたのは、かなり前に作った製品を、もう一度受注したときだ。その製品を作るためには、材質や寸法などの情報をノートの中から探し当てなければならない。正確な受注日が分かっていれば、その時期のノートだけを集中的に探すことが可能。しかし、受注日が不明な場合は、ノートを何冊も何冊も読み直して確認しなければならない。とても古い製品の場合は、見つけるまで数時間かかることもあったという。
「何時間も探した挙げ句に見つからず、お客さまに受注日の再確認をお願いしたところ、『あ、あの製品は他社に頼んだものでした!』と言われてがっかりした経験もあります(笑)」(代表取締役社長・三浦広之氏)

担当者のナマ声:以前からシステム導入は考えていたが…

 「実は、20年ほど前からシステムには興味を持っていました。昔ながらのやり方を捨て、システム化を図れば、従業員も仕事をやりやすくなると思っていたのです。ところが、当社のような『多品種少量生産』方式の場合、市販のパッケージソフトをそのまま使うわけにはいきません。ゼロから開発をするとなると相応の予算が必要で、導入は難しいと諦めていました。
 状況が変わったのは、2年ほど前でしょうか。クラウドが普及したおかげで、社内にサーバなどを置く必要がなくなった。その結果、システム導入費がかなり手頃になってきました。そこでコンサルタントの方に相談し、システム導入へ大きく舵を切ったのです」(三浦氏)

導入の陣頭指揮を執った三浦社長
導入の陣頭指揮を執った三浦社長

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