一般車の150倍!ガソリン1リットルで3300キロ走る未来のエコカー

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加

掲載日 2014/06/12

一般車の150倍!ガソリン1リットルで3,300キロ走る未来のエコカー

「シェル・エコマラソン・ヨーロッパ2014」の「プロトタイプ部門」で優勝したのは、フランスの学生らが開発した超エコカーだった。ガソリン1リットルで3,330キロも走行するという、とてつもない記録を達成した。

***

 5月15日から18日にかけて、オランダのロッテルダムで開催された「シェル・エコマラソン・ヨーロッパ2014」のプロトタイプ部門で、フランスの学生からなるチーム「Microjoule-La Joliverie」が見事、優勝に輝いた。

 シェル・エコマラソンとは、どの車がもっとも熱量効率が優れているかを競い合う大会だ。現在欧州だけでなく、アジア、アメリカでも開催されている。今回の欧州大会には、27カ国から198チームが出場した。

 実は同チームは昨年も優勝しており、今年は前回の走行距離を11%も伸ばし、3,314.9キロという記録を達成。自ら大会記録を塗り替えた。

シェル・エコマラソン・ヨーロッパで競い合うエコカー
 国土交通省が発表した、2013年のガソリン乗用車の平均燃費値が、1リットルあたり約21.1キロであることを考えると、この数字がとてつもないものであることがわかると思う。

 Microjouleの車体は、軽量かつ強靭なカーボンファイバーでできており、重量わずか35キロを実現。外形を水のしずくに似せることによって空気抵抗を抑え、またタイヤができるだけ回転しやすいよう、タイヤへの抵抗も最小限にした。その結果、一度タイヤを回転させると、数分間走り続けることができるという。

 Microjouleはガソリンとエタノールの両方で走行するよう、設計されている。

 あくまでプロトタイプであり、現実の車にこの技術が応用されるかどうかも不明なのだが、車体を軽量化する技術や形状の工夫は興味深い。ただし人々のコメントを見ると、大手エネルギー企業、つまりエネルギーを売って利益を得ている企業がエコカーを開発していることに、なんとも皮肉を感じているようだ。
  • 「いい方向に向かっているんじゃないの? でもみんながこの車を買ったら、燃料会社はハッピーじゃないだろうね」(イギリス)
  • 「う〜ん。でも実際に家族4人、荷物を積んだら、燃費はどうなるだろうね」(イギリス)
  • 「現実世界には、平らな、完璧に舗装された、交通量のまったくない道なんて存在しないから、あまり意味がないような……」(イギリス)
  • 「きっとシェルはこういう車を集めて、誰にも見つからない倉庫へしまっちゃうんだよ、きっと」(カナダ)
  • 「気になるのはスピードだなぁ。平均速度はどれくらい?」(アイルランド)
  • 「この大会のスポンサーがシェルだっていうのが笑える」(イギリス)
  • 「車というより、棺桶みたい」(アメリカ)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:岡 真由美)
おすすめ記事

バックナンバーをまとめて読むなら右のボタンから! 一覧へ


Myリストへ 印刷用ページへ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事に掲載している情報は、掲載日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。 また、「世界のRe:アクション」の記事は、インターネット上に配信されているニュース内容をもとに、キーマンズネットが編集して掲載しており、ニュース内容の正確性、真実性等を保証するものではありません。


30007034


IT・IT製品TOP > 開発 > その他開発関連 > その他開発関連のIT特集 > 特集詳細

このページの先頭へ
噂のIT都市伝説

キーマンズネットとは

ページトップへ