海水をジェット機燃料に!米海軍はエネルギーの常識を覆せるか?

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掲載日 2014/05/15

海水をジェット機燃料に!米海軍はエネルギーの常識を覆せるか?

米海軍の研究所は海水から作られたジェット燃料を注入したラジコン機のテスト飛行が成功したことを公表した。もし本物の飛行機に実用可能な燃料と確認されれば、これまでのエネルギーの常識を覆す革命的技術となる。

***

 もし海水が燃料になったとしたら? その燃料を入れた飛行機は海の近くを飛行する限り、海水から変換した燃料が供給されながら飛び続けることができる。

 その可能性探る研究が米海軍研究所で続けられている。具体的には、海水から二酸化炭素(CO2)と水素(H2)を抽出する方法である。

燃料の生成法とそれを注入したラジコン機のデモ飛行の様子
 燃料となる液化炭化水素は、二酸化炭素と水素を原料として米海軍研究所のGTL(GAS:気体 to:から LIQUID:液体 へ変換する)プロセスを利用して製造する。

 今回同研究所が公開したのは、その燃料を動力源としてラジコン飛行機を飛ばすデモンストレーションが成功したニュースである。

 米海軍研究所は海水に含まれる二酸化炭素から92%の効率でジェット燃料のもととなる炭化水素(C9−C16)を取り出すと同時に水素を生みだす技術を公表している。この炭化水素(C9−C16)を再構成して石油の替わりとなるジェット燃料を生成する。

 二酸化炭素は空気中にも、海中にも豊富に含まれている。海中には空中の140倍の濃度で含まれていることが、この研究が海水からジェット燃料を取り出せる理由のひとつだ。

 コメントには、「これは驚きだ!」(米国)、「画期的な技術転換!」(インド)、「米国の(対外)エネルギー依存度を低下させる大きな一歩!」(ブラジル)など賞賛するものが見られる。

 また、新しいジェット燃料の将来性に対し、「未来は石油掘削装置に替わり、海水を燃料に変換する設備になる」(不明)との具体的な姿を描くコメントがある一方、「7〜10年先になるだろうが、有望(なエネルギー資源)だ」(カナダ)と、時間がかかるものの期待できるとするコメントがある。逆に、「さしあたっては……(実用化はこれから)」(パキスタン)と、まだまだ先が長いと冷めたコメントも。

 さらに、〈確かに!〉と思えるコメントとして、「この動画のラジコンは、ジェットではなくプロペラじゃない?」(米国)と、ジェット燃料を海水から生成することを目標としているのにラジコンのテスト飛行をプロペラ機で実施することへの疑問が発せられている。

  そして、「燃料としての炭化水素よりも、汚染のない自然エネルギーに向かうべきでは?」(不明)とのコメントは、新しいエネルギーの研究には長い道のりが必要であることが示唆されている。
  • 「これは驚きだ!」(米国)
  • 「さしあたっては……(実用化はこれから)」(パキスタン)
  • 「画期的な技術転換!」(インド)
  • 「この動画のラジコンは、ジェットではなくプロペラじゃない?」(米国)
  • 「未来は石油掘削装置に替わり、海水を燃料に変換する設備になる」(不明)
  • 「海水を軍事用の燃料として使う情報がもう少しほしい」(米国)
  • 「燃料としての炭化水素よりも、汚染のない自然エネルギーに向かうべきでは?」(不明)
  • 「米国の(対外)エネルギー依存度を低下させる大きな一歩!」(ブラジル)
  • 「7〜10年先になるだろうが、有望(なエネルギー資源)だ」(カナダ)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:西山 昇)
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