史上最速の人力車両登場!?新幹線を超える自転車の意外な外見

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掲載日 2014/05/08

史上最速の人力車両登場!? 新幹線を超える自転車の意外な外見

リバプール大学の学生チームが流線型のカーボンファイバー・シェルに包まれた自転車を開発。人力のみで時速145kmを出せる見込みで、従来の記録133.7kmを破れば史上最速の人力車両になる。2015年9月に記録に挑む。

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 時速145kmといえば、もちろん日本では高速道路でも法定速度をはるかに上回り、年式の古い中古車なら出すのがためらわれるほどの速度だ。山形新幹線「つばさ」の福島からの在来線区間での時速が130kmと聞けば、どれだけすごい速度なのか想像できよう。自転車で、その「つばさ」を上回る速度が出せるなんて、信じられるだろうか?

不思議な形の自転車「Arion1」
 Arion1 Velocipedeは、リバプール大学の学生チームが試作した自転車。カーボンファイバー製の繭のようなシェルに包まれていて、ライダーは地上からわずか13cmと、ほとんど寝そべるような姿勢でペダルを漕ぐ。

 自転車はふつうサドルにまたがり、直立ないし前傾した姿勢でペダルを漕ぐものだが、脚を前に投げ出した状態で椅子に座ってペダルを漕ぐ、リカンベントというタイプも存在する。今回の試作品は、そのリカンベントを流線型のボディで包むことで高い速度を出せるようにしたかたちだ。

 人力で走る自転車にとって風圧がどれほどの妨げになるものか、競輪ファンの方々ならすでにご存知のことだろう。競輪は9台の自転車で競うわけだが、先頭誘導員というレースに参加しない人が必ず先頭を走り、その後を9人の選手が一本棒の列をなしてコースを周回する。そして打鐘(ジャン)と呼ばれる鐘が鳴る頃に誘導員がコースから外れ、9人の選手が横に広がって猛烈にペダルを漕ぎ始めるのだ。

 ツール・ド・フランスでも、チームごとに一本棒の列になって先頭交代を繰り返しながら走る。それほど風圧の妨げは大きいのだ。

 今回のArion1 Velocipedeは、流線型ボディの流体力学効果によってその問題を解消しようとするものだ。その効果はブガッティ・ヴェイロンの40倍にもなるという。

 人力の乗り物による最高速度としては、時速83.13マイル(133.7km)という2013年9月にオランダで出された記録がある。リバプール大学のチームはこれから改良を進め、2015年9月にアメリカのネバダ州で、記録越えの時速80マイル(145km)に挑む予定だという。

 さて今回の記事には、なぜかナイジェリア人のコメントが多かった。全体のコメント数が少ないから目立ったわけだが、おそらく、誰かの書き込みが仲間内に広まって、ということなのだろう。現代における情報の伝わり方の一端がそこから垣間見える気もした。
  • 「リバプール大のやつらがやってのけたな!」(イギリス)
  • 「史上最速の自転車かもだって」(米・マサチューセッツ州)
  • 「オー・マイ・ゴッド!」(スペイン)
  • 「ペダルのみで時速90マイルだってね」(ナイジェリア)
  • 「へんてこなカプセルだけど」(ウガンダ)
  • 「でも自転車なんだよな」(不明、アラビア語圏)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:待兼 音二郎)
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