30秒でスマホをフル充電!認知症研究から生まれたバッテリとは?

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掲載日 2014/04/24

30秒でスマホをフル充電!認知症研究から生まれたバッテリとは?

イスラエルのスタートアップ企業が、わずか30秒で残量ゼロからフル充電可能なバッテリーを開発した。アルツハイマー病の研究から生まれたナノ結晶を応用したもので、2016年末の製品化を目標に開発が進められている。

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 出先でスマートフォンがバッテリー切れ――そんなうっかりは、誰もが一度は経験していることだろう。モバイルチャージャーを持ち歩いていればどうにかなるが、客先とのアポイントの時間が10分後ともなればコンビニに駆け込んで充電しても間に合わず、大失態にもつながりかねない。

 それもこれも、バッテリーの充電にかかる時間が長いから。残量ゼロからフル充電にするためには、たいてい数時間はかかる。

 だがそれが、たったの30秒で済むとしたらどうだろう? コンビニに駆け込むまでもなく、街頭の自販機でスマホが充電できる時代が来るかもしれない。飲料を買えばおまけで充電できるようにすれば販促にもなるから、ビジネスパーソンが缶コーヒー片手にUSBケーブルでスマホを充電する姿があちこちで見られるようになるかも?

ZAK Breaking NewsというYoutubeチャンネルでの紹介動画
 イスラエルのスタートアップ企業StoreDotがこのほど開発したのは、まさしく30秒未満という短時間で残量ゼロからフル充電できるバッテリーの試作品。テルアビブで開かれたマイクロソフト主催のカンファレンス「Think Next 2014」でその試作品を披露した。同社が公開したデモ動画では、GALAXY S4の充電が26秒で完了している。

 このバッテリーはバイオ技術を応用したもの。アルツハイマー病の研究に取り組むテルアビブ大学のチームが10年前に生成に成功したナノ結晶を利用している。それは直径2.1ナノメートルという「安定した、丈夫な球体」だという。そのナノ結晶には、バッテリー以外にもさまざまな分野に応用できる性質がある。メモリチップに用いることで書き込み速度を従来のフラッシュメモリより3倍も速くできるし、画面に従来使われているカドミウムの代わりにすることで、毒性のある物質を使わずに済むようにもなるという。

 ただし現状での問題点はそのサイズだ。現状ではタバコの箱ほどもあり、携帯電話に組み込めるまで小型化するのに2年ほどかかる見込みだ。さらに、製品として市場に出せるまでにはさらにかかり、発売は2016年末くらいになる見込みだという。

 この記事へのコメントは、スマートフォンのバッテリーという誰にとっても興味の深いことであるゆえにか、非常に国際色豊かなものとなった。英語圏以外からも、アラビア語やロシア語、それにヒンディー語など、普段見なれない文字が綴られたコメントが並んでいた。

 わずか30秒で携帯電話が充電できるようになれば、我々の生活も大きく変わる。製品化が今から待たれてならない。
  • 「イスラエルの革新!」(クウェート)
  • 「YouTubeのビデオがいいね!」(スペイン)
  • 「あっと驚く快挙だ、これは」(イスラエル)
  • 「僕のスマホを30秒で充電してくれる?」(インド)
  • 「バッテリーの充電にはえらく時間がかかるからね」(インドネシア)
  • 「バッテリー切れともこれでおさらばだな」(イギリス)
  • 「2016年のリリースか」(ベルギー)
  • 「これで暮らしがまた便利になるわね」(米・フロリダ州)
  • 「実験段階らしいけどね」(ロシア)
  • 「イスラエルのスタートアップが開発したようだね」(トルコ)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:待兼 音二郎)
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