1枚300GBへ!ブルーレイの後継規格「Archival Disc」とは?

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流行りモノから新技術まで! 5分でわかる最新キーワード解説

1枚300GBへ!ブルーレイの後継規格「Archival Disc」とは?

2014/05/07


 日々進歩するIT技術は、ともすると取り残されてしまいそうな勢いで進化の速度を高めています。そこでキーマンズネット編集部がお届けするのが「5分でわかる最新キーワード解説」。このコーナーを読めば、最新IT事情がスラスラ読み解けるようになることうけあい。忙しいアナタもサラっと読めてタメになる、そんなコーナーを目指します。今回のテーマは、従来のレーザ読み書きヘッドの仕様をそのままに、1枚の12cmディスクで1TB記録を視野に入れる新規格「Archival Disc(アーカイバル・ディスク)」。今年3月にソニーとパナソニックが共同で策定したこの業務用光ディスク規格にはどんな技術が使われているのでしょうか?

未定

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「Archival Disc」とは

 2014年3月に公表された、ソニーとパナソニックが共同で策定する、データアーカイブ用大容量光ディスク規格。現在1枚あたり300GBの仕様が策定されており、第2世代で500GB、第3世代で1TBへの拡張が予定されている。ブルーレイディスク技術がベースになっており、従来から使われてきたレーザの波長や開口率を変えずに大容量化を達成していることがポイントだ。例えば「Optical Disc Archive(オプティカル・ディスク・アーカイブ、製品サイトはこちら)」として既に商品化されている12枚装填可能な光ディスクカートリッジ(図2)を使えば、タワー型PCの5インチベイにもマウントできるサイズで300GB(両面記録による1ディスクあたりの記憶容量)×12枚=3.6TBの大容量ストレージが実現できる。1TBのArchival Discが実現すればゆくゆく12TBがまかなえるわけだ。

図1 Archival Disc規格のロゴ
図1 Archival Disc規格のロゴ
図2 12枚格納光ディスクカートリッジ
図2 12枚格納光ディスクカートリッジ
Archival Discが装填可能な12枚格納Disc Archiveカートリッジ
資料提供:ソニー

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なぜ「光ディスク」に新規格が必要なの?

■アーカイブ用途に課題をもつHDDや磁気テープ

 長期保管が必要なデータの記録媒体として主に用いられているのはHDD、磁気テープ、光ディスクの3種類だ。HDDは容量としては申し分なく、価格もかなり下がってきた。しかし問題は寿命。ご存知のとおり3〜4年が限界なので長期保管には定期的に新しいディスクへのデータ移し替えを行わなければならず、保管中も常時通電が必要なのでコストがかかってしまう。
 昔からアーカイブに使われてきたのが磁気テープ。現在は1カートリッジ当たり最大2.5TB(LTO-6非圧縮の場合)に達していて、容量当たりコストは他のどの記録メディアよりも安いのが特長だ。ただしランダムアクセスに時間がかかる点と現実的な寿命に問題がある。テープ寿命は一部メーカーでは30年程度としているものの、テープ仕様の世代がほぼ2年で変わる状況が続いており、2世代よりも前の世代のテープは最新ドライブで読めなくなるのが現実。テープベンダ自身が「10年経ったら新媒体にデータを移行」することを薦めている状況だ。また保管環境により劣化が進むため、環境温度と湿度を指定された範囲に保つ必要があり、こちらも保管のための空調コストがかかってしまう。

■寿命と保管コストの問題は光ディスクが解消。課題は大容量化

 寿命と保管コストの問題を解決するのが光ディスクだ。光ディスクの寿命は一説に100年と言われるが、ISO標準に基づいた加速エージング試験(「関連するキーワード」参照)の結果から、ソニーでは従来の光ディスクで「50年以上」の寿命を検証している。また容量当たりコストに関してもHDDよりまだまだ安い。温度や湿度などの保管環境についても-10〜55℃、湿度3〜90%の環境でも短期間なら劣化しない(長期間の保管には10〜30℃、湿度30〜70%環境が推奨されるが)ため、空調コストもあまり問題にならない。例えば光ディスク利用の動画撮影カメラは南極や砂漠地帯での実績を積んでおり、環境変化や塵埃に強いことが実証済みだ。
 ただし光ディスクの弱点は、媒体当たりの容量がHDDやテープに比べて見劣りすることだ。これまでのところブルーレイディスク(BDXL規格)での片面128GBが最大だ。この弱点を克服できれば、アーカイブ媒体として最適なものになるのではないか。こうした考えから、大容量光ディスクの新規格が期待されていた。

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