照明不要の時代も?発光植物が世界で初めて市場に登場…反応は?

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掲載日 2014/01/30

照明不要の時代も? 発光植物が世界で初めて市場に登場…反応は?

アメリカのBigglow社がこのほど出荷するStarlight Avatarは、みずから発光する植物。発光バクテリアがルシフェリンという化学物質で光を放つことから、遺伝子操作で植物に同じ性質を持たせたもの。

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 ♪蛍の光窓の雪〜という歌詞は、多くの人が卒業式で歌ったものであるはずだ。その言葉は、蛍を集めてその光を頼りに、あるいは窓の外の雪明かりを利用して勉学にいそしんだという中国の故事に由来している。

 それはそうと現代のエネルギー事情から考えれば、蛍の光というのは究極のエコ照明でもある。化石燃料などの資源を一切消費しないそれは、未来の照明のあり方を指し示す一種の模範例と言えなくもない。

Extremum SpiritumというYouTubeチャンネルでの紹介動画。“Fukushima Plants”という冒頭の冗談部分が日本人にはがっかりだ。
 蛍やクラゲなど、みずから発光する生物は自然界にいくつか存在する。そうした性質を植物に持たせて照明として利用しようという研究は、1980年代から行われてきた。

 米ミズーリ州セントルイスにあるバイオテクノロジー企業Bioglowがこのほど世界で初めて出荷する予定なのは、Starlight Avatarというみずから発光する植物。

 星明かり程度の明るさでほのかに灯り、映画『アバター』の熱帯林のように発光することから、Starlight Avatarというその植物は、遺伝子操作の産物だ。

 Bioglow社の創業者Alex Krichevsky博士は、かつて在籍したニューヨーク州立大学での研究を元にその植物の開発に乗り出した。個人投資家から合わせて200万ドルの投資を得て、2010年に作った最初のプロトタイプは、海洋バクテリアを発光させる遺伝子をタバコに移植したもの。それ以来改良を重ねて、光量の増加や植物の種類を増やすことに努めてきた。

 今回売り出されるのは、タバコと類縁関係にある観葉植物だ。星明かり程度という発光量だから、照明として実用にはほど遠く、明るい戸外からこの植物が灯る部屋に入ってきた場合など、目が暗順応して葉の明かりを認識できるようになるまでしばらくかかるという程度だが、今後開発が進み、光量が増加すれば、門から戸口までの経路を指し示す照明代わりに使うことが期待される。

 この記事へのコメントは、世界で初めて光る高等植物が市場で売りに出されるという成果を賞賛するものが大半だったが、元になった植物がタバコであることからそれを揶揄するものや、販売手段がオークションであることをからかうものも中には見受けられた。

 そう、このStarlight Avatar、最初の20鉢がオークションで売り出される予定なのだ。

 なぜオークションで売るのかについて、創業者のKrichevsky博士は、「ふつうに売っても(まだ)需要がないでしょうから」と答えている。

 暗闇でぼんやり光る観葉植物は、電気の豆球代わりとしてだけでなく、枕元で癒しを与えてくれることも期待できる。近所のホームセンターあたりで売りに出されることを待ち遠しく感じたのは筆者だけだろうか?
  • 「すごい! 世界初のみずから発光する植物だって」(米・ペンシルベニア州)
  • 「オークションに出てるから見てよ」(不明)
  • 「野原が光に埋めつくされる光景が今から見えるようだよ」(イギリス)
  • 「米国ミズーリ州の企業が世界初の偉業を達成。みずから発光する植物なんて、どこの工場で作ってるんだろう」(イスラエル)
  • 「暗闇で光るように遺伝子操作された植物ってことか」(スペイン)
  • 「タバコの未来がここに!」(イギリス)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:待兼 音二郎)
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