ウォッカでテキストを送信! 酒好きにはたまらない?驚きの技術

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加

掲載日 2014/01/16

ウォッカでテキストを送信! 酒好きにはたまらない?驚きの技術

カナダの研究者が、ウォッカをスプレーすることでテキストを送受信することに成功した。ウォッカの噴霧で”1”を、噴霧しないことで”0”を表し、その組み合わせでカナダ国家”O Canada!”の歌詞を伝達したのだ。

***

 我々が日々、パソコンや携帯でやり取りしているメールも、0と1の組み合わせを電磁波に乗せて送受するものだ。ならば、他の手段でもテキストメッセージの送信は行えるはず。その試みにこのほど、カナダの研究者たちが成功した。

ヨーク大学によるYouTubeでの紹介動画
 ヨーク大学の研究者たちが利用したのは、分子の濃度を利用する方法。それを装置に読み取らせることで0と1を表現し、テキストの文字列を受信側で再現することに、世界で初めて成功したのだ。

 実験に使われたのはウォッカ。どこか消臭剤の容器を思わせるスプレー装置でウォッカを噴霧し、ファンの風に乗せて飛ばす。それを12フィート(約3.7メートル)離れた受信装置が読み取り、0と1の文字列を元にテキストメッセージを解読したのだ。

 この実験では、ウォッカの噴霧が”1”を、そして噴霧しない場合に”0”を表すというルールが採られた。受信装置に向けてさまざまなパターンでウォッカを噴霧し、アルコール分子濃度の上昇や下降を感知させ、噴霧を検知したらそれは”1”だということを装置が判断できるようにすることで、テキスト送受信を行った。

 まだ初歩的な成功に過ぎないが、トンネル内、パイプライン内、大深度地下構造物など、電磁波が使えない環境下での通信に応用することが、将来的には期待されている。

 それにしても、分子の濃度を通信に利用するなどという発想がどこから出てきたのかと驚いてしまうが、これは実は人間の独創ではない。ハチはフェロモンを噴霧して仲間に危険を知らせるし、細胞内のカルシウム信号は、たとえば心臓の鼓動に重要な役割を果たしている。さらにはバクテリアも、自分と同種の細菌が一定数を越えた場合に特定の物質を作り出す、クオラムセンシング(quorum sensing)という仕組みでもって、薬剤への抵抗力を得る。

 この記事への反応は、「ウォッカでテキストメッセージ」というインパクトの強さからか、お酒の匂いがしてきそうな冗談半分のものが多かった。「あくまでウォッカは媒体に過ぎない」というアメリカ人の生真面目な書き込みが酔声にかき消されてしまいそうな勢いだったが、大丈夫、みんなわかってふざけているのだから、と信じたい。
  • 「『会いたかったヨ。いま何着てるの』なんて会話じゃなかったのが残念だけどな」(インド)
  • 「はっきりさせておきたいんだけど、ウォッカを媒体としてテキスト送信に成功したんであって、ウォッカで送ったわけじゃないからな」(米・ニューヨーク州)
  • 「何かのSFに香りで通信するという設定があったような」(日本)
  • 「ウォッカの使い道が見つかったってわけだ」(不明)
  • 「『ウォッカ』、『テキスト』でみんなが期待するような、面白おかしいストーリーとは違ったね」(米・ミネソタ州)
  • 「研究室でウォッカをこぼしちゃったのでテキストが送れないよ〜ってか」(フランス)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:待兼 音二郎)
おすすめ記事

バックナンバーをまとめて読むなら右のボタンから! 一覧へ


Myリストへ 印刷用ページへ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事に掲載している情報は、掲載日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。 また、「世界のRe:アクション」の記事は、インターネット上に配信されているニュース内容をもとに、キーマンズネットが編集して掲載しており、ニュース内容の正確性、真実性等を保証するものではありません。


30006737


IT・IT製品TOP > スマートデバイス > スマートフォン > スマートフォンのIT特集 > 特集詳細

このページの先頭へ
噂のIT都市伝説

キーマンズネットとは

ページトップへ