Kinectを超えた? カメラなしでも位置や動きを認識するWiTrack

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掲載日 2013/12/26

Kinectを超えた? カメラなしでも位置や動きを認識するWiTrack

マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者らが、身体の動きを感知する「WiTrack」を開発した。従来の動作感知システムと異なり、カメラはなく、ユーザが何らかのデバイスを携帯する必要もない。

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 MITの科学者らが開発した3Dモーション・トラッキング・システム「WiTrack」は、トランスミッタ1機と、レシーバ3機で構成されており、トランスミッタから身体に向けて信号を飛ばし、跳ね返ってきた信号を3機のレシーバで受けて、位置や動きを捕捉するという仕組み。つまりユーザ本人は、携帯デバイスなどを一切身につける必要がなく、カメラも不要だ。

無線信号を使ったWiTrack 3D動作感知システム
 MITによれば使用電波は非常に微弱で、WiFiの100分の1、携帯電話の1000分の1程度だという。精度は今のところ、誤差10〜20センチ以内とのことだ。

 また身体全体の動きだけでなく、手足の動きも追跡できるため、照明の方向に指を向けるだけで、スイッチに直接触れずにオン/オフするなどのことも可能だ。

 WiTrackの優れた点のひとつは、壁などの障害物があっても動きを追跡できるということ。つまり壁を隔てて隣の部屋にいても、照明の方向を指差せば、オン/オフが可能だ。

 もちろん電気をつけたり消したりする以外にも、さまざまな用途が考えられている。たとえばゲームなら、Kinectのように画面の正面に立たなくても、プレイが可能になる。将来はMITが開発したようなシステムが主流になるのでは、という意見も出ている。

 また高齢者の転倒を感知するシステムとしての応用もできるという。MITによれば、転倒の感知率は96.9%とかなり精度が高い。

 高齢者の転倒を察知するシステムはすでに存在するが、そのほとんどがカメラを使用しているため、プライバシーの侵害だと考える人も少なくない。その点WiTrackはカメラを使用せずに動きを察知するため、読者も指摘しているとおり、常に見張られている感覚も軽減できるだろう。
  • 「たしかにマイクロソフトのKinectに比べれば、カメラがない分プライバシーの侵害は少ないと思う」(オランダ)
  • 「複数の人が部屋の中にいる場合はどうなるんだろう」(アメリカ)
  • 「ちょっとこわい気もする」(シンガポール)
  • 「将来の動作認識技術はこれかも。Kinectの負けかな」(不明)
  • 「アメリカの科学者が指差すだけで灯りを消す方法を学んだってわけだね」(ロシア)
  • 「壁の厚さや密度が違っても、きちんと反応するんだろうか?」(不明)
  • 「どんなトランスミッタとレシーバを使っているんだろう?」(不明)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:岡 真由美)
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