ちゃんと説明できますか?「VPN」基礎知識

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IT担当者の必須知識が身につく 初級ネットワーク講座

ちゃんと説明できますか?「VPN」基礎知識

2013/11/19


 本社と全国にある拠点との間で、安全に快適に情報をやりとりしたい、外出先などからインターネットを介して社内サーバにアクセスしたい。こういったニーズに対して、以前は、安全性を確保するために専用線やWebベースでのSSLの利用、メールの暗号化などの手段が主に利用されていた。しかし、いずれも利便性や経済性に難があった。それらに呼応するためにVPN(Virtual Private Network)の活用が増えてきている。
 今回はこの“VPN”について、機能や利用メリット、サービス形態などの詳細をイチから説明していく。

VPN

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VPNとは

 VPN(Virtual Private Network)を直訳すれば、「仮想私設ネットワーク」である。「公設ネットワーク」の中に「仮想的」に「私設ネットワーク」を設けるということだ。

1-1

VPNの概念

 ここでわかりやすく、VPNの概念を“文書を送るとき”に例えて考えてみよう。
 図1のように会社があるとしよう。この会社は東京に本社があり、大阪に支社がある。

図1 文書を送るときの流れ
図1 文書を送るときの流れ

 ここで、それぞれの支社にいる人物同士で手紙を送りあうケースを、通信の仕組みと重ねて見てみよう。

【1】東京本社総務部の山田さんが本社営業部の佐藤さんに文書(データ)を送る場合

東京本社総務部の山田さんが文書を封筒P(ヘッダ)に入れる。

宛て先を「営業部佐藤さん」(プライベートアドレス)と書く。

この封筒Pを社内便(プライベートネットワーク)で送る。

この封筒Pは、社内便によって営業部佐藤さんの手元に届く。

【2】大阪支社小林さんが東京本社総務部の田中さんに文書(データ)を送る場合

大阪支社小林さんが文書を封筒P(ヘッダ)に入れる。

宛て先を「総務部田中さん」(プライベートアドレス)と書く。

この封筒Pを郵便・宅配便などの社外便(グローバルネットワーク)で送る。

日本中には「総務部田中さん」(プライベートアドレス)がたくさんいるので、送ることができない。そこで…

大阪支社の「文書発送の担当者」が、宛て先に「総務部田中さん」(プライベートアドレス)と書いてある“封筒P”を、更に別の“封筒G”の中に入れる。

封筒Gの宛て先を「東京都中央区〜〜株式会社◎◎」(グローバルアドレス)と書く。

この封筒Gを郵便・宅配便などの社外便(グローバルネットワーク)で送る。

この封筒Gは、社外便によって東京本社に届く。

東京本社の「文書発送の担当者」が封筒Gから封筒Pを取り出す。

封筒Pを社内便(プライベートネットワーク)で送る。

封筒Pは、社内便によって総務部田中さんの手元に届く。

 「文書発送の担当者」による作業のおかげで、大阪支社の小林さんは、文書(メッセージ)を郵便・宅配便(グローバルネットワーク)を使用する・しない、住所(グローバルアドレス)などを意識することなく、東京本社総務部の田中さんに送ることができたのである。
 そう、ここでいう「文書発送の担当者」が「VPN装置」なのだ。

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