徹底比較!22種類の“LANケーブル”大解剖

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IT担当者の必須知識が身につく 初級ネットワーク講座

徹底比較!22種類の“LANケーブル”大解剖

2013/10/01


 無線LAN普及が進む一方で、ツイストペアケーブルや光ファイバケーブルを用いたLAN(有線LAN)もいまだ多く用いられている。かつては同軸ケーブルという直径1センチ程度の太い線を用いていたイーサネットの生い立ちから、ツイストペアケーブル、光ファイバケーブルまでの流れや特徴、あわせてギガビット通信の仕組みまでを一挙解説していく。

 規格名からケーブル直径、最大長、最大ノード数まで22種類ものLANケーブルも徹底比較します!

LAN

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有線LANの基礎知識

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イーサネット

 現在は対応機器も増え、無線LANを利用する方も少なくないと思うが、「安定性」「安全性」などの面では、LANケーブルを使って接続する有線LANが多く用いられている。

 有線LANの規格は、ほぼイーサネット(Ethernet)が主流である。イーサネットは、米ゼロックス PARC(Palo alto Research Center:パロアルト研究所)のロバート・メカトフ博士が、ハワイ州立大学のキャンパス間で電波を使ったデータ通信(CSMA方式)に成功したのを期に、無線で利用した周波数を有線でデータ通信ができないものかと考案しCSMA/CD方式に改良して、1973年にIEEE802委員会に発表した(IEEE:The Institute of Electrical and Electronics Engineers,Inc.:米国電気電子学会)。その後、イーサネットはIEEE802.3分科会で規格化されている。

コラム:2013年で40歳! イーサネットの誕生日

 イーサネットは1973年5月22日生まれ。記事執筆時点で現在40歳。イーサネットの特許登録日である。


 イーサネットは、同軸ケーブル、ツイストペアケーブル、光ファイバなどを通信媒体として用いる。イーサネットは、CSMA/CD方式を採用しており、この方式の基本的なルールは、「1つの伝送路(Bus)をみんなで使おう」というものだが、その使い方は「はい! あなたの番」「次はあなたの番」というように順番を制御するものがなく、伝送路が空き次第、誰でも早い者勝ちというものだ。

 そのため衝突も発生する。会議に例えて言うならば、議長がいない、誰か話しをしていたら話を聞く(Carrier Sense)、誰も話をしていなければ自由に話してよい(Multiple Access)、また誰かが話を終えた途端、複数の人が話し始めることがある(Collision)、そうなると聞き手は誰が何を話しているのか聞き取れない。各話し手が衝突に気がついたら(Detection)、話しをやめる。伝送路が1つしかないので半二重通信である。

コラム:イーサネットとエチルアルコールのルーツは同じ?

 古代ギリシャでは、万物は次の五元素で形成されていると考えられていた。それは「火」「水」「土」「風」そして「Ether:エーテル」である。このうち「Ether:エーテル」は光や音を運ぶもので、あまねく宇宙空間に充満していると考えられていた。

 現在の科学では当然否定されているが、Ethernetの開発者たちは、この「Ether」と「network」とを結びつけて「Ethernet:イーサネット」と名付けた。なお参考までに「Ether」は英語では“イーサ”と発音するが、欧州の多くでは“エーテル”と発音する。実は、消毒薬やお酒に入っているエチルアルコールの“エチル”の語源も「Ether」である。


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