クラウド実装で考えるサーバルームの最適解

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クラウド実装で考えるサーバルームの最適解

2013/11/21


 機器を集約して合理的・経済的に運用するデータセンタ(小規模な場合は社屋内のサーバルーム)の効率性は、これからのITを背負う大切な要素。企業システムではブレードサーバや仮想化技術の一般化をきっかけにサーバ集約/統合が進み、オフィス内に散在していた多数のサーバはコンパクトなブレードや1Uサーバなどに置き換わって少数のラックに集積されるか、または仮想化されていくつかの物理サーバ上で稼働するのが一般的になってきた。またプライベートクラウド構築事例も増えてきた中で、将来を考えてサーバの運用環境を見直す機運が生じている。今回はこれからのデータセンタ/サーバルームに求めるべき要素について考えてみる。

サーバ

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アナリストプロフィール

田崎 堅志

リサーチ部 田崎 堅志(Kenshi Tazaki)

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アナリストファイル #036

1991年よりデータクエスト ジャパン (現ガートナー ジャパン) にてデータ・ネットワーキングやボイス・コミュニケーション、パブリック・ネットワーク、モバイル・コミュニケーションなど、テレコミュニケーション産業全般にわたる動向分析ならびにマーケティング・コンサルティングに従事。IEEE Communications Society及びComputer Society会員。電子工学修士、上智大学卒。



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データセンタ/サーバルームで考慮すべき4つのポイント

 この数年で企業システムのサーバ仮想化やデスクトップ仮想化がより一般化し、ブレードサーバによるサーバ集約の実績も積まれてきた。コンピューティング環境が集約されることにより、システムの運用管理効率が上がることが実感されている。しかし一方で、このまま集約/統合化が進むと、従来からの施設・設備で将来的なシステム拡張や更なる集約に対応できるかどうかの不安も生じるようになってきた。

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プライベートクラウドとデスクトップ仮想化がIT施設・設備を変える

 サーバ集約/統合の勢いは、自社で自前のクラウド基盤を保有するプライベートクラウドの考え方と技術が浸透したことで弾みがついている。その目的の1つに、クライアントPCを仮想化し、多数を1台のサーバで稼働させる「デスクトップ仮想化」がある。仮想化はストレージやサーバ領域で進んできたが、もともと台数が多く、部署やグループ単位での増減が起こりやすいデスクトップ仮想化には、リソースを柔軟に増減できるクラウド技術が向いているからだ。またサーバ仮想化も同時に実施することで柔軟性が高まるため、デスクトップ仮想化のためにサーバ仮想化を行うという実例も増えてきている。
 サーバ仮想化ができるとサーバ統合がしやすくなり、加えて物理サーバの集約も進めていこうとしているのが現在のトレンドだ。これには1Uサーバで多数を集約する手もあり一定の効果があるが、現在第1の選択肢となっているのがブレードサーバを利用した集約だ。
 近年ブレードサーバのブレード性能はめざましく向上しており、サーバ仮想化に十分利用可能な実力を備えている。シャーシ側ではI/Oの広帯域化などをはじめとする、サーバ仮想化を前提とした改良・最適化が施された。その一方で価格的には相対的に安価になり、「ブレードサーバは高額」というイメージは過去のものになりつつある。

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