徹底解説!最新「Ultrabook」スペック比較

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徹底解説!最新「Ultrabook」スペック比較

2013/11/25


 軽量薄型で可搬性を追求したモバイルノートパソコン。その中でより突出したスペックを有するのが「Ultrabook」だ。その実情があまり知られていないため、ともするとネットブックやタブレット、果てはスマートフォンと同列のデバイスに捉えられてしまうこともあるが、実際は全く異なるデバイスである。
 そこで今回は、 「Ultrabook」についてその定義を確認しながら、その特徴や機能、最新機種などの最新事情をご紹介。頭を悩ます“選び方のポイント”までを解説していく。

Ultrabook

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おさえておこう!「Ultrabook」とは

 「Ultrabook(ウルトラブック)」とは、インテルが2011年に提唱した、薄型軽量な「次世代ノートパソコン」の総称だ。インテルがその要件を定めて公開し、それに沿ってベンダが設計・製造したデバイスが「Ultrabook」のロゴを付加して販売できる。
 Ultrabookのポイントは、ノートパソコンでありながら、タブレットデバイスと同等の機能を備えること。さらに、薄型軽量で洗練されたデザインでありながら高い性能を誇り、セキュリティも確保したデバイスである、というもの。単なる「薄いノートパソコン」ではないのだ。
 インテルがUltrabookの要件を初めて提唱したのは2011年で、同社が新設計のモバイル機器向けCPUの提供を開始するたびに要件は更新され、2013年11月時点では「第3 世代」と称されるUltrabookの要件が公開されている。第1世代から第3世代までの要件について、特徴的な仕様を以下にまとめた。

第1世代(2011年提唱)

CPU:第2世代 インテル Core プロセッサ・ファミリー(コードネーム:Sandy Bridge)の「超低電圧版」を搭載

筐体の厚さ:ディスプレイ・サイズ14型以上は21mm以下、14型未満の場合は18mm以下

バッテリ駆動時間:5時間以上必須、8時間以上推奨

復帰:ハイバネーション状態から7秒以内

Wi-Fi:搭載必須

セキュリティ:インテル アンチセフト・テクノロジー機能、アイデンティティ・プロテクション・テクノロジー機能の搭載

第2世代(2012年提唱)

CPU:第3世代 インテル Core プロセッサ・ファミリー(コードネーム:Ivy Bridge)の「超低電圧版」を搭載

筐体の厚さ:第1世代と同様。さらにコンバーチブル・タイプ(後述する「2in1」に近い)の場合は23mm以下

コネクタ:USB3.0またはThunderbolt端子を搭載

内蔵ストレージ:読み取り性能80MB/s以上

その他:インテル スマート・コネクト・テクノロジー機能の搭載

第3世代(2013年提唱)

CPU:第4世代 インテル Core プロセッサ・ファミリー(コードネーム:Haswell)のU/Yシリーズ(モバイル向け製品)を搭載

筐体の厚さ:ディスプレイ・サイズに関わらず23mm以下

バッテリ駆動時間:ハイビジョン動画の連続再生6時間以上、Windows 8のアイドル状態維持を9時間以上

復帰:ハイバネーション状態から3秒以内

タッチパネル:マルチタッチ対応ディスプレイ必須

音声認識:搭載必須

その他:インテル ワイヤレス・ディスプレイ機能の搭載

 更改された要件以外は、基本的に旧世代の要件を受け継ぐ形で第3世代まで進化している。
 要件をみると、CPUにモバイル向けのインテル Core プロセッサ・ファミリーを使い、モバイル時の快適な操作を実現することがまず第1となっている。ノートパソコン形式であること以外には、ディスプレイ・サイズや筐体の幅、奥行きに関しての規定はない。その一方で、筐体の厚みやバッテリ駆動時間については細かく規定されている。これらの要件に準拠した、「薄く」「長時間駆動」可能なモバイル用ノートパソコンこそが「Ultrabook」を端的に表すことになる。なお、OSに関しては規定はないものの、 Windows 7もしくはWindows 8/8.1が採用されるのが通常だ。
 またこれらの要件を見ると、インテルが打ち出しているモバイルパソコン向けのテクノロジーが積極的に取り入れられていることもまた大きな特徴だ。第1世代から採用されている「インテル アンチセフト・テクノロジー」「インテル アイデンティティ・プロテクション・テクノロジー」によってセキュリティが確保され、第2世代以降では、3G/LTE接続のスマートフォンやタブレットと同様に、UltrabookがスリープしていてもWi-Fi接続してメールの受信やクラウドストレージと同期が可能になる「スマート・コネクト・テクノロジー」が採用されている。さらに第3世代からは対応機器に無線で画面出力ができる「インテル ワイヤレス・ディスプレイ」が採用されている。インテルは、Ultrabookを介して同社の持つモバイルデバイス向けの機能の普及を目指しているのだ。

 冒頭の「定義」でも触れたように、タブレットデバイスと同等の機能をモバイル・ノートパソコンに搭載させたデバイスがUltrabookであるが、それを特に具現化しているのが、第2世代では「コンバーチブル・タイプ」、第3世代では「2in1」と呼ばれているタイプのUltrabook製品である。
 2in1とは、ディスプレイ部分が反転したり、キーボードが離脱したりすることで、「タブレット」として利用できるタイプのUltrabook製品を指す。ベンダによっては「セパレート」「ハイブリッド」「コンバーチブル」などいくつかの呼び名と形状があるが、これらを一括して2in1と総称する。インテルはUltrabookをパソコンとスマートデバイス(タブレットやスマートフォン、ケータイなど)の中間にあって、両者が持つ優れた機能を併せ持った“いいとこ取り”なデバイスとして普及させることを狙いとしているが、そんなUltrabookのなかでも、特に2in1タイプの製品はその構想に合致しているようだ。第3世代の要件からはマルチタッチ機能が必須となっているので、この2in1製品が数多く登場している。なお、通常のノートパソコンと同形状のUltrabookは「クラムシェル」タイプと呼ばれている。

図1 インテルの提唱するUltrabook
図1 インテルの提唱するUltrabook
パソコンからのアプローチとスマートデバイスからのアプローチのちょうど中間にある製品を想定している。

 以上、Ultrabookがいかなるデバイスであるかが理解していただけたのではないだろうか。

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