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導入率から使い勝手まで! IT担当者300人に聞きました

ERPの導入状況(2013年)

2013/11/12


 キーマンズネットでは、2013年8月21日〜2013年8月28日にかけて「ERPの導入状況」に関するアンケートを実施した(有効回答数:323)。回答者の顔ぶれは、情報システム部門が全体の48.6%、一般部門が51.4%という構成比であった。
 今回、お聞きしたのは導入・検討しているERPの「導入状況」「導入しない理由」「満足度」「導入目的」「重視ポイント」など、ERPの導入状況を把握するための質問。その結果、全体の導入率は32.8%で、導入している企業の7割以上は満足していることが明らかになった。なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。

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1

全体で32.8%が導入済み。中小企業では15.8%、大企業では47.7%と大差がつく結果

 最初に「ERPの導入状況」について尋ねた(図1)。「既に導入済みである(追加リプレイスなし)」が28.2%、「既に導入済みである(追加リプレイスあり)」が4.6%、「新規で導入を検討している」が4.0%、「必要性を感じているが、検討しない」が19.8%、「導入の必要性を感じない」が43.3%と続き、まとめると、全体では32.8%が導入済み、8.7%が検討中という結果となった。また、「導入済み」の32.8%を従業員別に見ると、100名以下の中小企業で15.8%、101名〜1000名以下の中堅企業で37.2%、1001名以上の大企業では47.7%と、従業員規模が大きくなるにつれて「導入済み」の割合が大きくなる傾向にあった。
 次に、ERPを「導入済み」「導入予定」と回答した方に、その「製品タイプ」を尋ねたところ、1位は「パッケージ型」で76.0%、2位は「自社開発」で19.2%、3位は「プライベート型クラウドサービス」で1.9%、4位は「ハイブリッド型クラウドサービス」と「パブリック型クラウドサービス」で1.0%という結果となった。

図1 導入状況

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2

導入目的「業務効率の改善」が約6割。更に「経営情報の把握」「情報共有」と続く

 続いて、ERPを「導入した目的」について尋ねた(図2)。1位は「業務効率の改善」で57.4%、2位は「経営情報のリアルタイムな把握」で42.6%、3位は「全社的な情報共有と活用」で38.6%、4位は「コスト削減」で30.7%、5位は「国際会計基準(IFRS)への対応」で13.9%という結果となった。「業務効率の改善」や「経営情報のリアルタイムな把握」が重要視されているので、業務全体の見直しやそれにともなう経営基盤としてERPが導入されているようだ。その他のフリーコメントには、「親会社へシステムを合わせる」や「経理処理、予算管理の業務の強化」という意見が寄せられた。また、2014年4月からは8%、そして2015年10月からは10%と段階的に引き上げられるとされる消費税率の変更への対応も急務とされており、全体の順位としては9位ではあるが、「消費税法改正への対応」にも注目したい。

図2 導入目的(導入済み)

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3

最も重視するポイントでは「業種業務別テンプレートの充実性」「IFRS対応」が浮上

 次に、ERPを導入済みと回答した方に「導入時に重視したポイント」を回答してもらった(図3)。その結果、1位は「導入・運用コスト」で53.5%、2位は「操作性」で44.4%、3 位は「既存・周辺システムとの連携性」で32.3%、4位は「カスタマイズのしやすさ」で31.3%、5位は「セキュリティ」で24.2%と続いた。最も重視する項目を見ると、1位・2位は順位に変動はなかったが、全体の順位で9位の「業種業務別テンプレートの充実性」が3位に、全体の順位で10位の「国際会計基準(IFRS)への対応」が4位に浮上し、以下、「既存・周辺システムとの連携性」、「セキュリティ」、「グループ会社導入のERP製品との連携性」と続く結果となった。「最も重視する項目」として、「業種業務別テンプレートの充実性」が上位にあがってきているところは注目だ。標準的なテンプレートの導入となると、結局カスタマイズが必要となり膨大な時間と費用がかかってしまうのでは…という点を懸念し“業種業務別に用意されたテンプレートがどこまで自社システムに対応するのか、柔軟で簡単にカスタマイズできるのか”と言った点や、バージョンアップ時の運用管理面を考えると“時間やコストをかけることなく、できるだけリスクを下げて、バージョンアップ時などに対応できるか”と言った点を重要視する人が多いようだ。

図3 重視ポイント(導入済み)

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