レーザー光線で天気を自在に操る!? 最新科学技術に世界が驚愕

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掲載日 2013/09/12

レーザー光線で天気を自在に操る!? 最新科学技術に世界が驚愕

空にレーザー光を放つことで、降雨を操作する技術を科学者達が論じる会議が、この9月に開かれる。レーザー光を照射することで海上や、原野で雨を降らせ、それによって当日雨を降らせたくないイベント会場などに雨が降ることを防ぐという。

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 ゲリラ豪雨による被害が列島各地で相次いだこの夏、同じ場所に極端に集中する降雨を他の場所にも回せたら、と歯噛みした人も多いことだろう。

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 自然の降雨が集中すれば水害になるし、あまりにも降らなければ干ばつになる。相手が天気だけに人間の手でどうこうできるものではないが、少しでも降雨の不公平さを人間の手で緩和できないかという研究は、古くからなされてきた。

 アメリカでは1940年代から研究が始まった。雲に含まれる水分が雨となって地上に降るのは、塩や塵などの微小な粒子が水分を引き寄せて水滴にするからだ。そこで、ヨウ化銀やドライアイスを雲に放つことで水滴を発生させ、雨を降らせようというのだ。

 この技術はcloud seedingと呼ばれ、以来各国で研究が進められてきた。2008年の北京オリンピック開会式では、ヨウ化銀を含んだ小型ロケット多数を市内各所から発射することで会場上空に雨雲が到達する前に人工降雨を発生させ、降雨の回避に成功している。

 そして今回の議題となるのは、レーザー光を用いる技術だ。研究によれば、氷でできた典型的な巻雲にレーザー光を放ったところ、驚くほど著しく氷が発達したという。それによって氷の粒子数密度が飛躍的に増大して雲がみるみるぶ厚くなり、雨が降ることが期待できるのだという。

 それを利用して海上や、原野などに雨を降らせることで、重要なイベントの開催地が雨に見舞われることを間接的に防ぐことができるというのだ。

 このニュースへのコメントには(下には挙げていないが)、降雨を操作すればどこかでひどい悪影響が出るのでは、というものが多かった。気象は長らく人間にはどうすることもできなかったものであるだけに、生殖医療と同じように、いつか天罰が下るのでは、という畏れの気持ちが働くのかもしれない。

 雨は農家にとっては歓迎すべきものという意見も多かったが、雨も降りすぎれば災いになるので、降雨量を人為的に調整できれば農家にも恩恵は多いはずだ。

 マレーシアやシンガポールからは森林火災による煙霧についてのコメントが目立ったが、これはスマトラ島の森林火災によって周辺に煙霧が広がったことを受けてのこと。昼間でも車のヘッドライトが必要になるほどの現象も報告されているが、それを解消するためにインドネシアがcloud seedingを用いると報じられたためだ。

 日本人からは、人工降雨による放射線濃度の上昇への懸念がコメントされており、放射能を気にする人が多いお国柄を感じさせる。

 そしてイギリス人のコメントは、例によって皮肉がぴりりと効いており、さすがと感じさせた。

 ゲリラ豪雨といえば、この夏には隅田川花火大会や諏訪湖花火大会など、大きなイベントが突然の雨で中止になる例が相次いだ。

 いっぽうで梅雨明けが早かったこともあり、水源地からは貯水量の低下が報告されている。cloud seedingの技術で水源地付近に雨を降らせ、ゲリラ豪雨を招く雲の発達を防ぐことができれば便利だとは思うが、今後この技術がどう発達するかを注視したいものだ。
  • 「どうして風を使わない? 風や波も利用できると思うんだけど」(不明)
  • 「シカゴやニューヨークには農家がいないからこんなこと言うんだろうね」(不明)
  • 「森林火災による煙霧がマレーシアに広がり、インドネシア政府はcloud seedingの準備を進めているようです」(米・ニューヨーク州)
  • 「ここシャー・アラムじゃすごい雨が降ってるよ。cloud seedingのせいじゃないことを祈るね」(マレーシア)
  • 「Cloud seedingについてだけど、シンガポールは煙霧ですね」(シンガポール)
  • 「人工降雨のせいで放射能の濃度が上がって、子供達に悪影響が及ぶんじゃないかな」(日本)
  • 「cloud seedingの記録が見たいんだけど、どこへ行けば見られるんだい、頼むよ、アンクルサム」(米・ミネソタ州)
  • 「あの雲が飛行機雲だってまだ信じてるの?」(イギリス)
  • 「中国の杭州で、cloud seedingによって熱波を解消しようと、ロケットが空に放たれたみたいだな」(米・ニューヨーク州)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:待兼 音二郎)
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