まるで生きてる? 自然に会話するAI、Siri搭載ぬいぐるみ登場

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掲載日 2013/09/05

まるで生きてる? 自然に会話するAI、Siri搭載ぬいぐるみ登場

映画Tedに登場する熊のぬいぐるみのように自然な会話が可能なおもちゃが登場した。スマホの音声認識アプリSiriの技術を応用して開発され、内部の基盤からサーバに送信、集積して応答をパターン化する仕組みだ。

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 映画「Ted」のような人間と自然に会話ができるぬいぐるみが実現しそうである。英国Supertoy Robotics Ltd.が”Teddy”と呼ばれるハイテクおもちゃを開発したと公表し、資金調達を開始した(すでに今年8月23日に目標資金額に達している)。

人間と自然の会話ができる熊のぬいぐるみの様子を示したデモ画像
 ぬいぐるみには音声認識装置が内蔵され、人間の声がデジタル化され通信のための基板を通じてサーバ本体へ送信される。サーバ内では発話分析が行われ、これまで蓄積したデータから適切な回答が選択される。その回答をサーバからぬいぐるみ内の基盤へ戻し発声させ、それに合わせてぬいぐるみの口が動く仕組みである。公開された動画内の子どもとぬいぐるみとの会話はおどろくほどスムーズであり、ぬいぐるみの声は米国のコメディアンのような口調にも聞こえる。

 ハイテクおもちゃ「Teddy」はAI(Artificial Intelligence:人工知能)を応用している。もともとは英国の研究者が、スマートフォンの音声認識システムSiriをぬいぐるみと人間との会話に応用できないかと開発をスタートさせた。Siriとは、Speech Interpretation and Recognition Interface(発話解析・認識インターフェース)の略であり、携帯電話iOS向け音声サポート機能アプリケーションソフトウェアを指す。

 具体的には、携帯電話でSiriを起動させ、質問を発話するとSiriのアプリは質問者の音声をデジタル化し、そのデータをサーバへ送る。そこで音声認識ソフトウェアを使って利用者の質問を分析し、データベースの中からその質問への回答を探し、結果をデジタル化して携帯電話へ戻し音声として発する。

 ぬいぐるみ「Teddy」に搭載された基盤がスマートフォンの役割、それを脳としての役割をもつ複数のインターネットサーバへつなぎ、人間が発声した言葉を分析する。最初のサーバではまず、どの国の言語かを認識する。次のサーバで「質疑応答」なのか「会話」なのかを分類して、それぞれにつながる次のサーバへ送り、各分類されたサーバ内で適切な反応センテンスを選択する。そして「Teddy」に実装された基盤にWi-Fiを通じて戻し、発声させることで会話が成立する。開発者側は、今後はぬいぐるみの声と連動して、まるで生きているかのようにリアルな動きをさせたいとしている。

 反応をみると、開発された製品を手放しで称賛するコメントや、人間との自然な会話を成立させる技術に対する「スーパートーイTEDDYが人間のようにあなたに話しかける!」、など驚きを示すコメントも多い。

 その一方で日本からは、「も、もう少しかわいく…」など、ぬいぐるみとしての外見に対する声も多かった。

 人間との会話する技術がどんなにすぐれていても、ぬいぐるみとしての外見も大切、とのコメントにあまり違和感がないのは、日本人として持っているぬいぐるみに対する感覚のためだろうか。
  • 「クール!」(オランダ)
  • 「これまで(あなたは)ディベートに勝ったことある? このキュートなテディベアに挑戦してみたら?」(メキシコ)
  • 「会話できるおもちゃのさきがけ?」(米国)
  • 「だれか中国の製造工場のツアーへ行かない?!」(英国)
  • 「スーバートーイTEDDYが人間のようにあなたに話しかける!」(ルーマニア)
  • 「……顔つきもお洒落チャン受けしそう……」(日本)
  • 「TEDDY vs ファービー(の会話)も見てみたい!」(日本)
  • 「映画Tedを彷彿とさせるスーパートーイ」(米国)
  • 「も、もう少しかわいく……」(日本)
  • 「……Ted! でも作りが雑」(日本)
  • 「不気味、それとも、クール? 両方?」(米国)
  • 「表情が微妙だな( ̄(工) ̄)」(日本)
  • 「ほ、ほ、ほしい!!!!」(日本)
  • 「すてきな教育用おもちゃ!」(不明)
  • 「……小さな子供が登場(してぬいぐるみと対話)する動画は、子どもの本当の反応についてミスリードさせるかもしれない……」(不明)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:西山 昇)
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