あなたの顔が財布に! 顔認証支払いシステムに世界から驚きの声

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加

掲載日 2013/08/01

あなたの顔が財布に! 顔認証支払いシステムに世界から驚きの声

フィンランドのUniqul社が、顔認証を用いた支払いシステムを発表した。財布もカードもスマホも必要なく、カメラを見つめてOKボタンを押すだけで支払いが完了するという。精算が手早く便利になることが期待される。

***

 外出するときに気になるのが、携帯電話などの携帯機器の電池切れではないだろうか。予備の充電池を忘れ、外出先で充電できる設備がない場合、あせってしまうのは私だけではないだろう。

TECH FEEDというYouTubeチャンネルでのサービス紹介
 Uniqulはフィンランドの新興企業。「世界最速の支払いシステムを提供する」ことをミッションに、2013年2月に設立されたばかりの会社だ。同社がこのほどリリースしたのは、顔認証による支払いシステム。店頭に設置されたタブレットでOKをタップし、レジに近づくうちに認証アルゴリズムが処理を行う。

 支払い処理に要する時間はわずかに5秒。従来のシステムでは30秒ほどかかっていたものが、ここまで短縮された。財布を取り出すのにかかる時間と同じだというから、たしかにこれは画期的だ。

 Uniqulのアカウントに登録すると、主要なクレジットカードすべてに加えて、PayPalやSquareのアカウントでの支払いができるようになる。

 このシステム、基本的なサービスなら店舗側の金銭負担はなく(ただし当然、機器導入の費用はかかる)、ユーザーに月額費用の負担が生じる。任意の地点から半径1〜2kmでサービスが使えるプランなら月額0.99ユーロ。特定の都市内で使えるプランなら月額1.99ユーロ。範囲を都市近郊まで拡大したプランなら月額2.99ユーロ――自宅近くのスーパーで買い物をして、職場でランチも買うのなら、このプランがお薦めだとUniqul社はいう。そしてエリアに制限のない完全プランなら月額6.99ユーロのプランがある。

 この費用を安いとみるか高いとみるか。クレジットカードでも年会費無料のものが当たり前になっている現状を考えれば、わずかなりとも月額費用が掛かるのでは爆発的普及は難しいのではないかと個人的には思う。

 このニュースへの反応は、好意的な驚き(フィンランド、イギリス、アメリカ、日本)と懐疑とに分かれている。精巧な仮面をかぶって他人に成りすますこともできるのではという読者コメントも、これだけ技術が進歩していることを考えればあながち杞憂だとは片付けられない。また、ロシア人の声にあるように、店舗側による不正引き落としにも警戒しなければならないだろう。

 双子で見分けがつかない時はどうするの、というコメントは引用した以外にもいくつもあったが、Uniqul社の認証アルゴリズムは軍レベルの厳密なもので、もちろん一卵性双生児でも顔の違いを見逃すことはないという。

 しかし、やはりハッキングは気になる。顔認証のデータもしょせんは16進法などの文字列にすぎない。あなたの顔のデータがネットに流出してしまったら……と考えると、顔は取り替えがきかないだけに寒気がしてくる。顔データだけに頼らない不正防止のしくみは必須だろう。

 その意味で、今回のOKボタンを押す手順というのは、単純ではあるが不正防止にはけっこう大きいものだと思える。発表されたばかりのサービスでまだ情報が少なく、続報も注視したいものだ。
  • 「これでクレジットカードともおさらばだね」(フィンランド)
  • 「へぇ〜、顔認証の支払いシステムかぁ」(イギリス)
  • 「クレジットカードがとってもダサく思えてくるわね」(米・ペンシルベニア州)
  • 「顔が利くから支払いは大丈夫……って、意味が違うか」(米・メリーランド州)
  • 「見分けがつかない双子の場合はどうするんだろ?」(不明)
  • 「映画の『ミッション・インポッシブル』シリーズを見習って、ビル・ゲイツの仮面でもかぶろうかな」(不明)
  • 「顔ニ傷ガアリマス。支払イ処理デキマセン……ってなことになるかな」(不明)
  • 「音楽もファイルもクラウドに入れてるけど、今度は財布までクラウドに置くことになるのか!」(日本)
  • 「お店の前を通りがかっただけで、気がつかぬままにお金が引かれていたってことになりそうだね」(ロシア)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:待兼 音二郎)
おすすめ記事

バックナンバーをまとめて読むなら右のボタンから! 一覧へ


Myリストへ 印刷用ページへ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事に掲載している情報は、掲載日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。 また、「世界のRe:アクション」の記事は、インターネット上に配信されているニュース内容をもとに、キーマンズネットが編集して掲載しており、ニュース内容の正確性、真実性等を保証するものではありません。


30006224


IT・IT製品TOP > エンドポイントセキュリティ > 認証 > 認証のIT特集 > 特集詳細

このページの先頭へ
噂のIT都市伝説

キーマンズネットとは

ページトップへ