50年で4巻のプログラム法典?天才の人生

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掲載日 2013/09/06
偉人の遺伝子をEasyに読み解く!キーマン列伝
#20350年で未だ4巻のプログラム法典?天才の人生 〜ドナルド・クヌース氏

 プログラムを嗜む人にとって、「The Art of Computer Programming(アートとしてのプログラミング)」はあまりにも有名な書籍かもしれない。ああ、クヌース先生の本ね、とすぐ思い至る人も少なくないだろう。今回は、その書籍の執筆をライフワークとしながら、画期的なコンピュータ組版システム「TeX」を開発した、ドナルド・クヌース氏(以下敬称略)をキーマンとして紹介しよう。

 ドナルド・クヌースは、1938年にアメリカ・ウィスコンシン州にて誕生した。父は小規模だったが印刷会社を経営していた。この父の職業も、後のクヌースに影響を与えたようだ。クヌースが高校に進学したあるとき、キャンディメーカー主催のイベントが開催された。そのキャンディの製品名「Ziegler's Giant Bar」に含まれるアルファベットを入れ換えて、どれだけの英単語が作れるかというコンテストだった。主催側が用意した回答は約2500語だったが、クヌースが見つけ出した単語数はそれを大きく上回る4500語。卓越した言語能力を備えていることがわかるエピソードだ。

 大学進学にあたっては、好きだった音楽を学ぶつもりもあったが、奨学金がもらえるということでケース工科大に進み、物理学を学ぶことにした。学業は優秀だったクヌースだったが、実験が非常に苦手とわかり、結局数学科に転籍することに。そしてこのことが1つのターニングポイントとなっている。数学科に移ったとき、コンピュータを学ぶ機会があったのだ。大学のコンピュータセンターにあった汎用機「IBM 650」に触れ、クヌースはプログラミングを習得した。なお、クヌースの成績がとても優秀だったため、ケース工科大学は特例措置として1960年に学士号、修士号を同時取得して卒業している。

ドナルド・クヌース氏
1938年
アメリカ・ウィスコンシン州にて誕生。
1960年
ケース工科大学で学士号と修士号を同時取得。
1963年
進学したカリフォルニア工科大学うで数学のPh.Dを取得。
1968年
「The Art of Computer Programming」の第1巻を刊行。
1974年
チューリング賞を受賞。
1978年
TeX、METAFONTを開発。
1993年
スタンフォード大学名誉教授に就任。

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