最新技術の精度は…!?「生体認証」最前線

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最新技術の精度は…!?「生体認証」最前線

2013/07/22


 個人固有の生体情報(静脈、指紋、顔、虹彩、筆跡、声紋など)を用いたバイオメトリクス(生体)認証は、なりすまし、偽造などに強いことから、ATM、入退管理、パソコンのログイン認証など、本人認証の手段として実用化が進んでおり、市場は拡大傾向にある。また、最近では、スマートフォン/タブレットの普及により、社外で重要情報を取り扱う機会も増えていることから、こうしたモバイル端末のセキュリティ強化策の1つとして生体認証技術を取り込む動きも始まっている。そこで今回は、生体認証の基礎知識と、導入から運用までのポイント、そして適用分野が拡大している最新動向まで、生体認証技術の導入に役立つ情報をまとめてお届けする。

生体認証

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「生体認証」とは?

 生体認証とは、人の生体的な特徴・特性(生体情報)を用いて個人を識別する技術のことで、本人認証方式の一種である。本人認証方式としては、図1に示すように暗証番号やパスワードなどを入力させる無形の物理認証(知識認証)や、ICカードや磁気カードなどを使った有形の物理認証(所有物認証)がこれまで普及してきたが、近年、生体認証の技術がかなり進歩したことから、紛失、盗難、偽造といったリスクを持たないこの認証方式が注目を集めている。
 生体情報には、指紋や顔など身体の形状に基づく身体的特徴と、音声や署名など行動特性に基づく行動的特徴がある。身体的特徴は、常に本人の肉体に付随しており、手のひらや指の静脈の形状、指紋、顔、瞳の虹彩などが生体認証に使われている。行動的特徴は、本人の癖であり、本人であれば再現が可能なものである。例えば、署名や声紋などが生体認証に使われている。

図1 様々な認証方法
図1 様々な認証方法
資料提供:NEC
■生体認証の仕組み

 一般的には、生体認証の仕組みは図2のようになっている。最初に、利用者1人ひとりの生体情報を登録する。ここで登録されるデータは生体情報の生データではなく、特徴点を抽出して一般的には暗号化されたデータだ。従って、登録データが盗まれても解読できないので安心できる。また、登録データの保管方法については、生体認証システム側に登録データベースとして一元管理しても良いし、利用者側が所持しているICカードの中に保存させておく方法もある。
 これで、生体認証の準備が完了。生体認証を実行するには、再び生体情報を入力する。すると、入力特徴データと登録特徴データの照合が行われ、類似度が高ければ本人と判定される。なお、入力特徴データは、湿度や気温等環境条件により変動するため、登録特徴データと完全に一致することはほとんどない。そのため、入力特徴データと登録特徴データとの類似度の判定では、あらかじめ閾値(判定値)をどこに設定しておくかによって本人との一致/不一致の判定状況が変化する。

図2 生体認証の処理の流れ
図2 生体認証の処理の流れ
資料提供:IPA

 ちなみに、誤って本人を拒否する確率を、本人拒否率:FRR(False Rejection Rate)と呼び、誤って他人を受け入れる確率を、他人受入率:FAR(False Acceptance Rate)と呼ぶ。通常、本人拒否率を低く抑えようとすれば、他人受入率は高くなる。逆に、他人受入率を低く抑えようとすれば、本人拒否率は高くなる。従って、安全性を重視した認証にしたいのか、それとも利便性を重視した認証にしたいのかによってチューニングを使い分けることになる(図3)。

図3 閾値を変化させた際の本人拒否率および他人受入率と、安全性および利便性の関係
図3 閾値を変化させた際の本人拒否率および他人受入率と、安全性および利便性の関係
資料提供:IPA
■生体認証の導入メリット

 従来の認証方式とは異なり、生体認証には次のような導入メリットがある。なお、使用する生体情報の違いにより、メリット/デメリットに違いが出てくるが、それについては本稿の後半「選び方」のところで説明する。

ICカードなどの媒体を準備する必要がないので、紛失や忘却の心配がない。また、ICカードの発行や紛失時の再発行といった手間・コストを削減できる。

パスワードを思い出す必要がなく、パスワード管理の負担(定期的に更新するなど)からも解放される。

現場の事情に合わせて、本人確認の精度を調整できる。前述したように、生体認証は、登録した生体情報とセンサから入力された入力データとを照合することにより本人確認を行う。このときの判定基準を調整することにより、目的に合致した安全性と利便性を実現することが可能。

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