今こそ検討!「大容量ファイル送信ツール」

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製品の基礎から選び方までをサポート! IT導入完全ガイド

今こそ検討!「大容量ファイル送信ツール」

2013/07/01


 某開発プロジェクトの設計情報ファイルを社外のパートナー企業の担当者にメールに添付して送信したところ、メールボックスの容量超過で不達。急を要するが無料ファイル転送サービスは会社のポリシーで使用禁止。仕方なくUSBメモリに入れて相手先に持って行ったら相手先はUSB使用禁止だった…ちょっと笑えないこの話、似たような経験をお持ちの方は多いだろう。セキュリティを確保しながら大容量ファイルをやり取りするのは意外に難しいことなのだ。事情は社内でも実はさほど変わらない。セキュリティポリシーに則って大容量ファイルを送受信できる仕組みを作るのが「大容量ファイル送信ツール」。今回はその機能と高セキュリティの理由を探り、ツール選びのポイントを調べてみよう。なお、ここでは無料サービスではなく、企業として有償で購入/利用するツールを対象とする。

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大容量ファイル送信ツールとは

 大容量ファイル送信ツールの基本は「こちらからファイルを専用サーバにアップロードする」「相手は専用サーバから目的のファイルをダウンロードする」という極めてシンプルなもの。図1にその概要を示す。

図1 大容量ファイル送信ツールの利用イメージ
図1 大容量ファイル送信ツールの利用イメージ
資料提供:NRIセキュア

 大容量ファイル転送ツールでは、インターネット上のオンラインサービスと、自社構築用のサーバライセンス製品とが注目されている。前者は主にユーザ課金で初期投資が抑えられ、後者は主にハードウェアと利用ライセンスに費用がかかる一方、一定料金でユーザ数無制限の利用ができるものもある。図1はサービスの場合の例だが、サーバを自社契約のデータセンタで運用する場合でも基本は同じだ。肝心なのは、ファイルのアップロードやダウンロードに際してSSL暗号化が行われ、サーバ内でのファイルは暗号化された状態で保管されることだ。
 この仕組みを見ただけでは、無償のファイル転送サービスと何が違うかはわからない。しかし有償ツールなればこそのセキュリティ面での工夫が幾重にも施されている。図1からも自動ウイルスチェックや不正アクセス対策が備わっていることがわかるが、実は「送信権限の管理」「受信相手の制限」「送信内容の履歴管理」「送信ファイルのアーカイブ保管」などの機能が洗練されており、無償サービスとは違って企業のポリシーに合わせた運用がしやすくなっている。

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