実装間近!電力系新プロトコル「OpenADR」

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加

流行りモノから新技術まで! 5分でわかる最新キーワード解説

実装間近!電力系新プロトコル「OpenADR」

2013/09/18


 日々進歩するIT技術は、ともすると取り残されてしまいそうな勢いで進化の速度を高めています。そこでキーマンズネット編集部がお届けするのが「5分でわかる最新キーワード解説」。このコーナーを読めば、最新IT事情がスラスラ読み解けるようになることうけあい。忙しいアナタもサラっと読めてタメになる、そんなコーナーを目指します。今回のテーマは電力逼迫時の需給調整要求に応えて自動的に電力消費を抑える「自動デマンドレスポンス」のための国際標準プロトコル「OpenADR」。社会貢献の目的を超え、需給調整インセンティブ獲得やネガワット取引、余剰電力の市場売買などこれからの電力コスト最適化対策を考える企業は必見!

openADR

※「openADR/実装間近!電力系新プロトコル「OpenADR」」の記事を一部ご紹介します。会員登録を行い、 ログインすると、「openADR/実装間近!電力系新プロトコル「OpenADR」」の記事全文がお読みいただけます。

会員登録はこちら(無料)



1

OpenADRとは

 電力需要が供給を上回って停電に!そんな事態を避けるために企業、組織や家庭(電力需要家)で電力事情に応じた節電をしようというのが「デマンドレスポンス(DR)」。東日本大震災後の計画停電の際に暮らしや企業活動に多大な影響が生じた反省から、電力の需給バランスをできるだけ最適化するDRへの取り組みと実証実験が積極的に行われるようになった。これまでのDRは、電力会社から利用量調整の「お願い」が通知された組織が、施設内の空調や照明などの電力を手動で調整して利用抑制をする手法がとられてきた。利用抑制を行うと、電力会社から「インセンティブ」という形で協力金が支払われる仕組みだ。
 しかし電力需要のピークが来る少なくとも1日前には通知を行う必要があり、また需要抑制量が事前に正確に見積もれず、施設や機器者の負担も重くなるという課題があった。そこで通知から実際の節電、結果のとりまとめを自動化し、需要家の都合も考慮しながらできるだけリアルタイムに節電できる仕組みが構築され始めている。この自動DR実現のカギになるのがOpenADRという国際標準だ。
 昨年には自動DRの基本的な仕様を定めたOpenADR 2.0 Profile Aが、今年7月にはさらに多くの仕様を追加した同Profile Bが公表された。Profile Aの公表以来、国内キャリアやシステムベンダがOpenADRをベースに具体的な自動DR実現に取り組む中、この7月にNTTが国内で初めてProfile Aの認証を取得した。他ベンダも含めProfile Bも視野に入れた対応も着々と進められており、今後一層の脚光を浴びることになりそうだ。

1-1

電力利用を自動的に最適化する仕組み

 電力利用の自動最適化には電力会社、需要家の負荷配分などの調整を担当する中間業者(アグリゲータ)、需要家の3者が関わる。電力会社がDRを依頼してから節電した需要家が節電分のインセンティブを得るまでの流れを図1に示す。

図1 自動デマンドレスポンスのシーケンス例
図1 自動デマンドレスポンスのシーケンス例
資料提供:NTTネットワーク基盤技術研究所

 電力会社がDRの依頼をアグリゲータに通知する(DR発動)と、それをアグリゲータが契約する需要家(図では家庭だが、企業でも同じ)に通知して、需要家がDRを受諾した場合、需要家施設内の自動化機器が予め決められた節電条件に応じて自動制御され、節電が実施される。電力利用状況は需要家施設内でモニタされ、その情報をアグリゲータ側で吸い上げて集計し、電力会社に報告、報告に基づいて電力会社からアグリゲータへ、アグリゲータから需要家へとインセンティブが支払われることになる。
 ここでアグリゲータと需要家との間でどんな情報(データモデル)をどのようにやり取りするのか(メッセージ交換のための通信プロトコル)を定めたのがOpenADRだ。

…この記事の続きは、会員限定です。  会員登録はこちら(無料)

続きを読むには…
会員登録いただくと自動的にこの記事に戻り、続きが読めます。

会員登録(無料)・ログイン

キーマンズポイントで今応募できるプレゼントはこちら!(2016/12/31まで)

ITキャパチャージに解答いただくとポイントがたまります。
たまったポイント数に応じて、以下、A〜E賞の各賞品に応募することができます。

●B賞:抽選で1名様
 象印マホービン 圧力IH炊飯ジャー「極め炊き NP-YB10」 
●A賞:抽選で1名様
 HUAWEI Windows 10 Pro搭載 2in1デバイス「HUAWEI MateBook M3」 
●C賞:抽選で1名様
 iRobot 床拭きロボット「ブラーバ ジェット240」 
●D賞:抽選で1名様
 プリンセス 大皿みたいな白いホットプレート「Table Grill Pure」 
●E賞:抽選で2名様
 ASUS 毎日の健康をスマートに記録「VivoWatch」 

このページの先頭へ
関連キーワード

◆関連記事を探す

openADR/実装間近!電力系新プロトコル「OpenADR」」関連の情報を、チョイスしてお届けします

※キーマンズネット内の「openADR」関連情報をランダムに表示しています。

openADR」関連のセミナー

VPP、ZEH実現に向けた ECOHNET Lite テクノロジーセミナー 【日新システムズ】 締切間近 

開催日 12月15日(木)   開催地 東京都   参加費 無料

2016年9月にECHONET Lite AIF認証試験仕様のAppendix Release Hへの対応が行われ、AIF認証試験が本格的に始まりました。本セミ…

「UPS」関連の特集


強い刺激臭を持つアンモニアが燃料の「アンモニア発電」はエネルギーに革命を起こすのか!?次世代クリーン…



量販店で売れている人気製品はどれ?電気異常からパソコンを守る低価格「UPS」を調査。



既に多くの企業で導入済みとなっているUPS。そして、現在、UPSの導入を検討するきっかけになっている…


「サーバー」関連 製品レポート一覧

このページの先頭へ

openADR/ 実装間近!電力系新プロトコル「OpenADR」」の記事を一部ご紹介しました。
会員登録を行い、ログインすると、「openADR/ 実装間近!電力系新プロトコル「OpenADR」」の記事の続きがお読みいただけます。


Myリストへ 印刷用ページへ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事に掲載している情報は、掲載日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。


ページ: 1 | 2 | 3


30006086


IT・IT製品TOP > サーバー > UPS > UPSのIT特集 > 特集詳細

このページの先頭へ

キーマンズネットとは

ページトップへ