NASAの火星サンプル分析装置で、人体をスキャン?最新健康管理

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掲載日 2013/06/06

NASAの火星サンプル分析装置で、人体をスキャン?最新健康管理

額に10秒当てるだけで体温や心拍数、酸素量、呼吸数、血圧、心電図、ストレス度を計測。その結果をスマホに送ってくれる「Scanadu Scout」。毎日測定すれば自分の健康状態を正確に把握できる。

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 カリフォルニア州マウンテンビューにある米航空宇宙局(NASA)、そのAmes Research内にあるScanaduが開発したScoutは、現在IndieGoGoで支援を募っており、期限を約1ヵ月残してすでに目標の10万ドルをはるかに上回る37万ドル以上を集めている。

スタートレックの「トライコーダー」と比較される点には賛否のある「Scanadu Scout」
 開発アイディアは、Scanadu創業者兼CEOのウォルター・デ・ブラウワー氏が、息子が事故で入院中に思いついたという。集中治療室(ICU)で機械につながれている息子を見守りながら、ブラウワー氏は機械が表示するデータの変化が気になるようになった。

 ところが息子が回復に向かい、機械が不要になると、それらのデータはどこかへいってしまい、氏はなんとかしてそのデータを入手したいと思い始めたという。

 そこで、個人が自分の健康に関するデータを簡単に記録、保存できる方法はないかと思い、開発したのがこのScoutなのである。

 額に当てるだけと使い方も簡単なうえ、そのデータを医師とも簡単に共有できる。

 仕組みはこうだ。低電力のLED光パルスを体内に送り、複数の受動的センサーによってバイタルを読み取る。そのデータをBluetooth経由でスマホに送信する。

 Scoutは、米航空宇宙局が火星サンプル分析装置(SAM)に採用した、32ビットRTOS Micriumプラットフォームを採用しているという。

 健康への関心が高まっている現在、非常に便利で面白い商品ではあるが、オランダの読者がコメントしているように、こうして記録したデータが流出、保険会社に悪用されるのでは? という不安も浮上している。オランダでは保険会社は自分で選ぶシステムになっているからだろう。

 イギリスは日本に近い国民皆保険のシステムがあるのだが、深刻な病気の場合この保険では間に合わず、民間保険に頼ることになるので、コメントから窺えるように、やはり健康情報には敏感なのかもしれない。

 またスタートレックの「トライコーダー」と比較される点については、コアなスタートレックファンには不満のようだ。
  • 「そう、機械の説明書どおりに使わないと保険会社に怒られるんだよ。たとえば『この薬を今日買いなさい!』とか。会社がもっと儲かるってわけだね」(オランダ)
  • 「モバイルの未来は状況共有と健康意識だね」(アメリカ)
  • 「どうして普通に『トライコーダー』って呼ばないの? ぜったい欲しいなぁ」(アメリカ)
  • 「コンセプトはいいと思うけれど、雇用者や保険会社、生命保険会社、その他大手企業がこれを使って我々を追跡したり、もっとお金を払わせたりするんじゃないかと心配になる」(イギリス)
  • 「俺はこれをトライコーダーとは呼ばないけどね。でもいいと思う」(米 オレゴン)
  • 「比較にはならないね。トライコーダーは単なる医療機器じゃなくて、もっとずっといろいろな機能があるんだから」(米 オハイオ)
  • 「まったくのナンセンス。ちょっとでも『トライコーダー』に似た形のものが出てくると、『とうとう来た』とかいうけど、実際はそうじゃない。トライコーダーの0.0001%もできないのだから。でも便利で面白そうなものではあるけどね」(スウェーデン)
  • 「これは医師や看護師の代わりになるものではない。正確な診断結果が必要なのだから」(香港)
  • 「どうだろうなあぁ。ビデオを見る限り、この商品はすごいと信じ込ませようとする、90年代のテレビショッピング広告を思い出させるんだけど。で、実際買ってみると、中国製のガラクタだったりするんだよなぁ」(ハンガリー)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:岡 真由美)
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