打倒Google「わずか150ドルで自動運転実現」の報道に世界騒然!

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掲載日 2013/03/28

打倒Google「わずか150ドルで自動運転実現」の報道に世界騒然!

オックスフォード大学が開発中の自動運転システムはGoogleのself-driving carに安さで挑む。360°対応ではなくフロント・スキャナーのみを用いることで15年以内、150ドル程度で実用化できそうだという。

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 オックスフォード大学のモバイル・ロボティクス研究チームを率いるポール・ニューマン教授(映画俳優ではない)が開発中の自動運転車両は、日産リーフにフロント・スキャナーを据え付けたもの。Googleのself-driving carが360°対応のルーフ・スキャナ+GPSで測位するのに対して、こちらは前面のみのスキャナ+オフライン3Dマップを使用する。その地図データと実際の道路状況を比較して自動運転を行うわけだ。おかげであちらよりはるかに安価で済み、Googleのものがスキャナ代だけで25万ドル、合計30万ドル以上とフェラーリなみの値段になると噂されているのに対して、わずか150ドル程度のオプションとして搭載可能だという。

オックスフォード大学が開発中の自動運転車両
 価格の安さが大きくアピールしたためか、記事へのコメントスレッドは順調に伸びている。やはり米英人の声が大きいが、アメリカ人が「ストレージ容量をどんだけ食うんだよ」、「“自動運転中”をしめす緑色のLEDをクルマにつけたらどうかな?」などばらばらに好き勝手なことを言っているのに対して、お膝元のイギリス人は「Botley Roadでまともに使えるかどうかを見守りたいところだね」と明日にでも実現するような勢いで、それをどう使うかを語っているのは米英の間柄だろうか? そこに脇からドイツ人が冷静な鋭いツッコミを入れるといった状況だ。日本人のコメントは見当たらないが、Googleの実験車がトヨタ・プリウス、こちらが日産リーフと、どちらも日本車であることがちょっぴり誇らしかったのは――ここだけの秘密だ。

 さてこの計画、安さで挑むという発想は重要だしアピール性も充分だ。ほんとうに使い物になるの? といった読者コメントに誠実にレスする開発陣の姿勢にも好感がもてる。けれど、とっても気になることが1つある。スキャナが前面にしかついていないということは、バックでの車庫入れなどは人間がやらなきゃだめってことではないだろうか? つまり、自動運転というより、半自動運転と呼んだほうがよいかもしれない。そのあたりから、トホホなオーラが漂ってくる気配も……。
  • 「常時スキャンして3Dマップに上書きするんだろ? ストレージ容量をどんだけ食うんだよ。1週間も乗り続けたらとんでもないデータ量になるんじゃねえの?」(米国)
  • 「レーザー・スキャナを使うみたいだけど、霧が出てたり土埃がすごかったりしたらどうするの?」(ドイツ)
  • 「やっぱり、Googleのほうに将来性があるんじゃないかな? 感知能力が進化すれば、もう怖いものなしになるよ。(中国が開発中の)北斗衛星測位システム以外にはね」(米国、ペンシルベニア州)
  • 「先週BBCのサイトに載ったやつだね。だだっ広い広場なら大丈夫だと思うけど、Botley Road(西からオックスフォードへ至る主要道路)でまともに使えるかを見守りたいところだね」(英国)
  • 「これは巨大なマーケットだよ。食べ物も休息も要求するトラック運転手が要らなくなるんだぜ。今だってだいたい決まり切ったルートで物を運んでるんだからさ」(英国)
  • 「Googleのやつはきっとタダになるよ。その代わり、クルマのデータがごっそり抜かれるんだろうけど」(不詳)
  • 「“自動運転中”をしめす緑色のLEDをクルマにつけたらどうかな? いい目印になると思うよ」(米国、ウェストヴァージニア州)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:待兼音二郎)
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