ENIAC開発者が“世界初”と認められたワケ

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掲載日 2013/01/11
偉人の遺伝子をEasyに読み解く!キーマン列伝
#171世界初のコンピュータ・ENIACを開発! 〜ジョン・プレスパー・エッカート氏

 「世界初のコンピュータは誰が発明したのか?」ということは、未だに議論が繰り返されている話題である。「コンピュータ」をどう定義するのか、どの時点で「発明」と見なすのか、といった見解の違いによってその意見はさまざまだからだ。実際、アメリカで“法的”に世界初と認められているのはジョン・アタナソフ氏の発明した「ABC」というマシン。しかしITの歴史で「世界初」のコンピュータとして有名なのはやはり「ENIAC」だ。今回紹介するキーマンは、その開発に尽力したジョン・プレスパー・エッカート氏(以下敬称略)である。

 ジョン・プレスパー・エッカートは、1919年にアメリカ・ペンシルバニア州にて誕生した。幼少の頃からさまざまな実験や発明を繰り返していた科学大好きキッズだった。12歳のときには真空管を使ったラジオを自作したという。そんな幼少時代を経て、ペンシルバニア大学へ進学。専攻はもちろん電気工学だ。同大の電気工学科は「ムーア・スクール」とも呼ばれていた。1941年に同大大学院へ進学するが、ここで大きなターニングポイントが訪れた。それは、ジョン・モークリーとの出会いだ。

 モークリーは当時、ムーア・スクールの中でも軍事技術に関する研究を行なっていたが、彼は大学院でめざましい研究結果を残していたエッカートの技術力に注目。エッカートが当時発明して特許を得ていたのは、磁場を測定してそのデータをフィルムに記録するという装置だった。詳しくは不明だが、第2次大戦で活用された重要な技術だったという。そんなモークリーの推薦もあり、エッカートは大学院生でありながらムーア・スクールの助手として採用されることとなり、モークリーと共に研究を進めることとなったのだった。

ジョン・プレスパー・エッカート氏
1919年
アメリカ・ペンシルバニア州にて誕生。
1941年
ペンシルバニア大学を卒業し、同大大学院へ進学。ジョン・モークリーと知り合う。
1944年
ENIACプロジェクトにチーフエンジニアとして参加。
1946年
世界初のコンピュータ・ENIAC完成。モークリーと共に独立。
1950年
世界初の商用コンピュータ・UNIVAC完成。
1995年
白血病で死去。享年76歳。

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