勤怠管理システムの導入状況(2012年)

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導入率から使い勝手まで! IT担当者300人に聞きました

勤怠管理システムの導入状況(2012年)

2013/03/12


 キーマンズネットでは、2012年12月18日〜26日にかけて「勤怠管理システムの導入」に関するアンケートを実施した(有効回答数:494)。回答者の顔ぶれは、情報システム部門が全体の49.6%、一般部門が50.4%という構成比であった。今回、お聞きしたのは「導入目的」「満足度」「苦労した点」など、勤怠管理システムの導入状況を把握するための質問。その結果、導入済み企業は56.1%で、導入の主管部署は「人事・総務部門」が大半を占めることなどが明らかになった。なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。

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1

導入済みは56.1%、導入の主管部署は「人事・総務部門」が大半

 最初に、現在の勤怠管理システムの「導入状況」を尋ねたところ、「既に導入済みである(追加・リプレイスの検討なし)」が50.0%、「既に導入済みである(追加・リプレイスの検討あり)」が6.1%、「新規で導入を検討している」が2.6%、「必要性を感じるが導入は検討していない」が24.7%、「必要性を感じない」が16.6%となった(図1-1)。整理すると、追加リプレイスの有無を含めて導入済みは56.1%、新規で導入を検討しているのは2.6%となり、企業規模が大きくなるほど導入率は高くなる傾向にあった。
 次に、勤怠管理システムを「導入済み」「導入予定」と回答した人に、「導入の主管部署」について尋ねた(図1-2)。その結果、「導入済み」「導入予定」ともに1位「人事・総務部門」、2位「情報システム部門」、3位「経営層、経営企画部門」と続き、勤怠管理システムの導入は人事・総務部主導で進める傾向が強いことがわかった。ただし勤怠管理システムは人事給与や入退室管理、ワークフロー、グループウェアなど、他システムと連携して活用されることが多いため、導入時には情報システム部門と一緒にプロジェクトが進められるケースも多い。また、本来なら毎日入力する勤怠情報だが、月末に入力が集中してしまう場合も少なくない。現システムが月末のピークに耐えられる仕様かどうか、特にCPUやHDD、メモリなどサーバリソースの監視、ネットワークのトラフィック監視などに対する取り組みは情報システム部門が責任をもって事前に注意しておくべき点だろう。

図1 導入状況と導入の主管部署

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2

導入予定者の導入目的は「システムの老齢化」「社員数増加への対応」と続く

 次に、勤怠管理システムを「導入済み」「導入予定」と回答した人に、その「目的・きっかけ」を聞いた(図2参照)。その結果、「導入済み」の1位は「ペーパーレス化」で43.1%、2位は「システムの老齢化」で23.6%、3位は「社内就業規則改定」で18.4%、4位は「法改正対応」で16.9%、5位は同率で「リアルタイムに把握するため」「社員数増加への対応」が16.5%と続いた。一方、「導入予定」では1位は「システムの老齢化」で39.4%、2位は「社員数増加への対応」で33.3%、3位は「ペーパーレス化」で27.3%、4位は「リアルタイムに把握するため」で24.2%、5位は「他システムの改変」で21.2%と続く結果となった。
 勤怠管理システムは、タイムカードやICカードなどを用いて出退勤時刻を記録することで、出勤簿など紙によって管理されていた労働時間をデータ化して管理することができるため、社内のペーパーレス化に大きく寄与する。また、労働時間の収集及び集計業務を効率化してくれる勤怠管理システムだけに、社員数が増加すればするほど大きなメリットをもたらしてくれる。特に「導入済み」で「社内就業規則改定」や「法改正対応」などが上位にランクしている背景には、平成22年4月に施行された改正労働基準法により、社内就業規則が改定されたため、システム改修の対応が必要だったという事情がありそうだ。
 他にも「導入予定」で寄せられたフリーコメントでは、「労働基準局からの指導」「内部統制への対応で海外を含む全拠点の就業状態を把握したいため」などといった意見が挙がっており、内部統制の観点からも導入検討のニーズがあるようだ。

図2 目的・きっかけ

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3

直行直帰に落とし穴も…34.0%が不満、「社内体制に合致していない」などが理由

 続いて、勤怠管理システムを「導入済み」と回答した方にその「満足度」を尋ねた(図3)。その結果、「とても満足している」が11.0%、「まあ満足している」が54.9%、「やや不満がある」が25.6%、「とても不満がある」が8.4%となり、まとめると「満足」と回答した割合は65.9%、「不満」は34.0%という結果となった。
 「やや不満がある」「とても不満がある」と回答した方からは、「在宅勤務や直行直帰に未対応」「勤務形態の自由度に対し、入力は固定的で修正が多い」といった、現行の社内規定や体制に対応しておらず、面倒な手運用が発生してしまうといった不満が挙げられていた。他にも「システムが古く新制度に対応できていない。アップデートに費用がかかる」「自社製作なので自社の要件にあっているが、作製時の制約条件を引きずっており拡張が困難」など、システムの老齢化や拡張性に不満を抱えている声が目立った。

図3 満足度

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図3 満足度

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