エニグマより難解な暗号解読も郵便局員に?

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加

掲載日 2012/10/19
偉人の遺伝子をEasyに読み解く!キーマン列伝
#160あの“D-デイ”の暗号を暴いた! 稀代の技術者 〜トミー・フラワーズ氏

 我々の歴史において、コンピュータが重要な役目を果たしたのは、ご存じのとおり戦時中である。今回紹介するキーマンも、戦時中における暗号解読に活躍したコンピュータ(といっても“電子計算機”レベルだが)を開発した人物、トミー・フラワーズ氏(以下敬称略)である。

 トミー・フラワーズは、1905年にイギリス・ロンドンにて誕生した。ロイヤルアーセナルという王立兵器工場で、機械工見習いとして働く傍ら、ロンドン大学にて電気工学を学んだ。昼間に働き、夜に学ぶというスタイルで大学を卒業した1926年から、電気通信技術者としてロンドン郵便局(電信電話事業も担っていた)に勤務した。そこでフラワーズは、電話交換機を完全自動化するなど、電気工学の知識でさまざまな技術改善を推進していた。

 そんなフラワーズの技術力が目についたのだろうか、軍部の要人から声がかかった。コレが彼にとっての最大のターニングポイントだ。声をかけた人物はアラン・チューリング。当時のイギリスで暗号解読の第一人者だ。あの「エニグマ」の解読者である。そしてもちろん目的は暗号解読について。フラワーズは、チューリングが開発していたエニグマの周辺機器の開発で、フラワーズに助言を求めたのだった。フラワーズは的確な意見をビシビシとぶつけた。その周辺機器開発自体は中止になってしまったが、その能力はチューリングを魅了した。

トミー・フラワーズ氏
1905年
イギリス・ロンドンにて誕生。
1926年
ロンドン郵便局に勤務しながらロンドン大学で学ぶ。
1943年
真空管を使った電子計算機「コロッサス」を提案。
1944年
コロッサスMark2がノルマンディ上陸作戦の暗号を解読。
1969年
戦後に勤務したロンドン郵便局を引退。
1998年
死去。享年92歳。

…この記事の続きは、会員限定です。  会員登録はこちら(無料)

続きを読むには・・・

会員登録をすると自動的にこの記事に戻り、続きが読めます。

会員登録(無料)・ログイン

このページの先頭へ

キーマンズ列伝/ あの“D-デイ”の暗号を暴いた! 稀代の技術者 〜トミー・フラワーズ氏」の記事を一部ご紹介しました。
会員登録を行い、ログインすると、「キーマンズ列伝/ あの“D-デイ”の暗号を暴いた! 稀代の技術者 〜トミー・フラワーズ氏」の記事の続きがお読みいただけます。


Myリストへ 印刷用ページへ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事に掲載している情報は、掲載日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。 また、「キーマン列伝」の記事は、インターネット上に 配信されているニュース内容をもとに、キーマンズネットが編集して掲載しており、内容の正確性、真実性等を保証するものではありません。


30005201



このページの先頭へ

キーマンズネットとは

ページトップへ