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導入率から使い勝手まで! IT担当者300人に聞きました

オンラインストレージの利用状況

2012/12/11


 キーマンズネットでは、2012年9月25日〜10月9日にかけて「オンラインストレージの利用状況」に関するアンケートを実施した(有効回答数:467)。回答者の顔ぶれは、情報システム部門が全体の48.4%、一般部門が51.6%という構成比であった。
 今回お聞きしたのは、オンラインストレージの利用用途や容量、満足度など、ビジネス用途で利用するオンラインストレージの利用状況を把握するための質問。その結果、オンラインストレージを会社で利用している方は約1割しかいないという現状などが明らかになった。なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。

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1

オンラインストレージ「会社での利用」は1割、3割は「必要性感じるが検討しない」

 最初に、現在の会社での「オンラインストレージの利用状況」について尋ねたところ、「既に利用済みである(追加リプレイスなし)」が10.9%、「既に利用済みである(追加リプレイスあり)」が0.9%、「新規で利用を検討している」が6.6%、「必要性を感じるが利用は検討しない」が31.7%、「必要性を感じない」が49.9%と続いた。まとめると全体では11.8%が導入済み、追加リプレイスを含めると7.5%が検討中という結果になった(図1-1)。「必要性を感じるが利用は検討しない」との回答割合が31.7%と全体の約3割もおり、会社でのオンラインストレージ利用に慎重になっている企業も少なくないようだ。
 関連して、「会社でオンラインストレージの個人利用を認めているか」について尋ねたところ、1位「許可していない」57.2%、2位「特に規制を設けていない」35.1%、3位「許可している」7.7%と続く結果となった(図1-2)。この結果を従業員規模別で見ると、従業員規模が小さくなればなるほど「特に規制を設けていない」「許可している」割合が高くなり、従業員規模が大きくなるほど「許可していない」と回答する割合が高い傾向にあった。
 フリーコメントを見てみると「許可している」方の声では、「ファイルの受け渡し用にのみ許可している」「弊社のメールソフトでは、送信できる容量が限られているため」などの声が多く、メールで送信できない大きなサイズのファイルを受け渡す目的で利用されている様子がうかがえる。また「サイズの大きなデータのやりとりを頻繁に行うため利用は必須。ただし、使用するサービスの提供元についての制限はある」「自社契約のオンラインストレージのみ利用可能」といった声も目立ち、個人利用を許可する場合もセキュリティの観点から、ある程度の制限を設ける傾向にあるようだ。一方で「許可していない」方の声では、「情報漏洩に対する懸念があるため」「セキュリティやコンプライアンスの観点」という意見が圧倒的だった。

図1 「利用状況」と「個人利用の許可」

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図1 「利用状況」と「個人利用の許可」
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2

利用予定では「バックアップ用途」が上位に、容量は「50GB以上」を求める声が多い

 次に、現在利用中もしくは利用予定の、オンラインストレージの利用用途について尋ねた。その結果、「利用中」では、1位は「ファイルの転送に利用」と「共有ディスクとして利用」が同率で49.1%、3位は「データのバックアップとして利用」20.8%、4位は「データの管理に利用」17.0%、5位は「リムーバブルメディアの代替として利用」15.1%と続いた(図2-1)。現在利用中の方の用途では、昨今増え続けるデータ容量の増大化を背景にファイル送受信やデータ共有用途で使用されるケースが多いようだ。一方、「利用予定」では「共有ディスクとしての利用」が1位に、「データのバックアップ」用途が2位にそれぞれランクを1つ上げている。ファイルサーバを自社で構築・運用する必要がないオンラインストレージを使い、万一の災害や障害時でもデータの共有や保存ができるバックアップ対策としての利用・検討も進んでいるようだ。
 関連して、現在利用中もしくは利用予定のオンラインストレージについて、その容量についても尋ねている。「利用中」では5GB未満の割合が49.1%と1位だったが、「利用予定」では50GB以上の容量を求める割合が36.4%と1位となり、代わりに5GB未満を求める割合は最下位だった。社内で増加するデータの共有や管理ニーズにより、今後はより大容量のオンラインストレージを求める動きが強まってきそうだ。

図2 利用用途

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3

約7割が「満足」と回答も、セキュリティ強化にともなう「運用負荷」には不満の声

 次に、現在利用中のオンラインストレージに対しての満足度を尋ねた(図3)。その結果、「とても満足している」が13.2%、「まあ満足している」が56.6%、「やや不満がある」が24.5%、「とても不満がある」が5.7%と続き、「満足している」と「まあ満足している」の合計は69.8%、不満と回答した割合は30.2%という結果となった。
 「不満」と回答した方の理由をフリーコメントで見てみると、「フォルダ単位のアクセス権の設定が面倒」「毎回の許可制にしているため運用が面倒になっている」「オンラインストレージにアクセス(ダウンロード)してもらう対象者への通知メール設定が煩雑」といった、セキュリティ強化にともなう運用面の作業負荷に不満を感じている方が多く見られた。

図3 満足度

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図3 満足度

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