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流行りモノから新技術まで! 5分でわかる最新キーワード解説

1枚15TB!「2光子吸収」ディスク登場

2012/11/21


 日々進歩するIT技術は、ともすると取り残されてしまいそうな勢いで進化の速度を高めています。そこでキーマンズネット編集部がお届けするのが「5分でわかる最新キーワード解説」。このコーナーを読めば、最新IT事情がスラスラ読み解けるようになることうけあい。忙しいアナタもサラっと読めてタメになる、そんなコーナーを目指します。今回のテーマは光ディスク1枚でゆくゆくは15TBの超大記録容量を達成するという、新しい情報記録技術です。富士フイルムが「2光子吸収記録媒体」を利用した「超多層光ディスク」の試作に成功しました。最新ブルーレイディスクの100倍を優に超える容量はどのように実現されるのでしょうか?

2光子吸収記録媒体

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「2光子吸収記録媒体」と記録・再生技術とは

  ディスク形態の記録メディアの便利さは誰でも知っているはず。その形態の利便性と、光を使って記録・再生をする基本的な枠組みはそのままに、更に大容量データを記録できるようにと、かねてから各社が研究にしのぎを削っている。その中で登場したのが今回紹介する「2光子吸収記録技術」と「光ディスク超多層化」の実証実験だ。現在の光ディスクの最大記録容量は、ブルーレイディスク(BDXL規格)の4層128GBまでだが、富士フイルムによる今回の発表(2012年10月4日ISOM '12※で発表)では、それを一気に片面500GB、両面で1TBにまで拡大することに成功したという。1回書き込みのみ可能な追記型ではあるが、同じ技術を利用すれば、いずれは両面記録で15TBにまで拡大できるとのことだ。ブルーレイディスク(BDXL規格)120枚分のデータを記録できる計算となる(BDXL1枚=128GB、1TB=1024GB)。

※ISOM:International Symposium on Optical Memory/光メモリ国際シンポジウム

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光ディスクの記録容量増大はなぜ難しかったのか?

 120ミリのディスク形態にデータを記録する方式はCDに始まり、DVD、ブルーレイディスクと世代を重ねてきた。次の世代の光ディスクは更に大容量記録が期待されているのだが、そのためにはクリアしなければならない技術的な壁がある。
 その最も大きな1つが従来の4層を超える超多層化だ。このためには従来の2次元的な記録方法を3次元的な方法に変える必要がある。これまでの記録方式では、今よりも多層化すると最深部の層まで「レーザー光が記録に十分な強度で届かない」課題がある。レーザー光の強度を上げれば透過させることは可能だが、現実的にはレーザー光の強度には限界がある。一方、記録層の光吸収率を高くすれば、記録感度が向上し弱いレーザー光でも記録が可能になるが、最深部に届く光が減ってしまう。つまり「各層での記録感度を高めるために光吸収率を高めることと、最深部にレーザー光を届かせるために光吸収率を下げることにトレードオフ」というジレンマがあるのだ。この解決には、記録したい記録層のみのピンポイントで光を吸収させ、途中の記録層では光を吸収させない2光子吸収記録方式が必要となる。2光子吸収記録方式によってこのジレンマを解消し、更に超多層化光ディスク生産の効率化までを視野に入れて研究されているのが、富士フイルムの「2光子吸収ディスク」だ。

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